レクサスNXの歴代モデル比較|10系と20系の主な装備差
こんにちは、レクサス専門情報サイト「LEXUS FAN」運営・編集責任者の渡辺 太一です。
レクサスNXを比較していると、「10系と20系は何が違う?」「旧型でも装備は十分?」「2023年モデルは初期型より良いの?」と迷いますよね。
レクサスNXは、2014年に登場した初代10系と、2021年に登場した2代目20系で大きく進化しました。外観の印象だけでなく、車体の基本構造、ナビ、安全装備、燃費性能まで違います。
ただし、新しいモデルだから必ず満足できるとは限りません。旧型の上級グレードと現行型の標準グレードでは、装備の充実度や購入費用が逆転することもあります。
私が重視したいのは、年式や走行距離だけで判断せず、実際に備わっている装備と整備状態まで比較することです。
この記事では、レクサスNXの歴代モデルを整理しながら、型式の見分け方、10系と20系の装備差、年次改良の内容、中古車選びの注意点まで解説します。購入や乗り換えを考えているあなたの判断材料になればうれしいです。
この記事でわかること
- レクサスNXの10系と20系の違い
- 歴代モデルの型式一覧と見分け方
- 安全装備・ナビ・燃費・年次改良の比較
- 中古車購入で確認したい装備と保証条件
歴代NXの10系と20系の違い

レクサスNXの歴代モデルは、大きく初代の10系と2代目の20系に分けられます。まずは、それぞれの登場時期と主な特徴を押さえておきましょう。
| 比較項目 | 初代10系 | 2代目20系 |
|---|---|---|
| 登場時期 | 2014年7月 | 2021年 |
| 主なモデル | NX200t・NX300・NX300h | NX250・NX350・NX350h・NX450h+ |
| 車体構造 | 初代専用の基本設計 | GA-Kプラットフォーム |
| ナビ操作 | リモートタッチ方式 | 大型タッチディスプレイ |
| 安全装備 | 2017年改良でLSS+標準化 | 新世代LSS+を採用 |
| 電動化 | ハイブリッド | ハイブリッド・PHEV |
| 中古車選び | 価格と装備のバランス | 先進装備と年次改良 |
外観では20系の方が新しく見えますが、違いの本質は車体構造と電子装備です。一方、10系にも後期型ならではの魅力があり、予算によっては十分に検討する価値があります。
初代10系は2014年登場
初代レクサスNXは2014年7月に登場しました。レクサスのSUVラインアップの中でも、都市部で扱いやすいサイズとスポーティな外観を組み合わせたモデルです。
発売当初は、2.0LターボエンジンのNX200tと、2.5LハイブリッドのNX300hを設定。燃費を重視するならNX300h、加速性能やガソリンターボらしい走りを重視するならNX200tという選択ができました。
初代10系を比較する際、特に重要なのが2017年9月のマイナーチェンジです。
| 項目 | 前期型 | 後期型 |
|---|---|---|
| 主な期間 | 2014年~2017年 | 2017年~2021年 |
| ターボ車名 | NX200t | NX300 |
| ナビ画面 | 7インチ | 10.3インチ |
| LSS+ | 採用前 | 標準装備 |
| デザイン | 初期デザイン | グリル・灯火類などを変更 |
| 乗り心地 | 初期セッティング | 足回りを改良 |
NX200tからNX300への名称変更は、排気量が3.0Lになったことを意味しません。どちらも基本的には2.0Lターボエンジンを搭載しています。
後期型では予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備となり、ナビ画面も大型化。サスペンションの調整によって乗り心地にも改善が加えられました。
中古車として考えると、価格を最優先する場合は前期型にも魅力があります。ただ、装備の充実度まで考えるなら、2017年9月以降の後期型を優先して比較したいところです。
初代NX300hの特徴や年式ごとの注意点については、旧型レクサスNX300hの選び方でも詳しく解説しています。
現行20系は2021年登場
2代目NXは2021年10月に発表され、同年11月から順次発売されました。次世代レクサスの第1弾として登場したモデルで、初代から車体構造や電子装備が大きく変わっています。
基本骨格にはGA-Kプラットフォームを採用。これは、車体の剛性や重量配分、走行安定性を考慮した設計で、ステアリング操作への応答性や快適性の向上につながっています。
パワートレインも拡充され、発売当初は次の4種類が設定されました。
- NX250:2.5L自然吸気ガソリン
- NX350:2.4Lターボガソリン
- NX350h:2.5Lハイブリッド
- NX450h+:2.5Lプラグインハイブリッド
NX450h+はレクサス初のPHEVです。外部充電した電力を使って電気走行できるため、充電環境が整っている家庭では使い方の幅が広がります。
また、20系ではタッチ式の大型ディスプレイ、電子制御ドアのe-ラッチ、進化した安全運転支援システムなどを採用。初代とは異なる操作感が特徴です。
2026年に発表されたNXについて
レクサスは2026年9月1日、NXの新たな改良モデルを世界初公開しました。新世代ハイブリッドシステムや内外装の刷新などが発表され、2026年末以降に順次発売される予定です。
この記事で比較している20系の装備・型式は、主として2021年登場から2025年改良までの国内販売仕様です。発表済みの新モデルの暫定仕様と、既存の中古車の仕様は分けて判断してください。
最新の改良予定は、トヨタ自動車の2026年9月1日発表資料で確認できます。
レクサスNXの型式一覧

中古車を検索するとき、「AGZ10」「AYZ15」「AAZH20」といった英数字を見かけます。これは車両の型式で、エンジンや駆動方式を見分けるための重要な情報です。
グレード名だけで判断すると、同じNX350hでも2WDとAWDを取り違える可能性があります。車両情報や車検証に記載されている型式まで確認しておきましょう。
10系の型式とNX300h
初代10系の主な型式は、ターボモデルのAGZ系とハイブリッドモデルのAYZ系に分かれます。
| モデル | 型式の主要部分 | 駆動方式 |
|---|---|---|
| NX200t・NX300 | AGZ10 | 2WD(FF) |
| NX200t・NX300 | AGZ15 | AWD |
| NX300h | AYZ10 | 2WD(FF) |
| NX300h | AYZ15 | AWD |
実際の車検証には、DBA-AGZ10やDAA-AYZ10のように、排出ガス規制などを表す識別記号が付いています。登録時期などによって3BA-AGZ10や6AA-AYZ10といった表記になる場合もあります。
型式の主要部分が同じでも、前期型と後期型でナビや安全装備が異なります。つまり、型式だけで装備の内容まで完全に判断することはできません。
例えばNX300hを探している場合、AYZ10ならFF、AYZ15ならAWDという大まかな区別ができます。そのうえで、初度登録年月、グレード、装備一覧を確認する流れがおすすめです。
「NX300h F SPORT」と「NX300h version L」では、外観やシート、足回りなどの装備も異なります。中古車ではグレード名まで含めて比較した方が、希望に合う車両を探しやすくなりますよ。
20系と6AA-AAZH20
2代目20系は、パワートレインの種類が増えたことで型式の区分も多くなっています。
| モデル | 型式 | 駆動方式 |
|---|---|---|
| NX250 | 5BA-AAZA20 | FF |
| NX250 | 5BA-AAZA25 | AWD |
| NX350 | 5BA-TAZA25 | AWD |
| NX350h | 6AA-AAZH20 | FF |
| NX350h | 6AA-AAZH25 | AWD |
| NX450h+ | 6LA-AAZH26 | AWD |
この中で「6AA-AAZH20」は、NX350hのFFモデルを示す型式です。2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車で、燃費性能と日常的な扱いやすさを両立しています。
一方、「6AA-AAZH25」はNX350hのAWDモデルです。同じNX350hでも駆動方式が違うため、車両重量や燃費、価格に差があります。
なお、20系のガソリンモデルであるNX250とNX350は、2026年10月時点のレクサス公式国内ラインアップでは販売を終了しています。中古車では流通しているため、気になる仕様がある場合は中古車市場で探すことになります。
型式を見るときの重要ポイント
型式はエンジンや駆動方式を識別する基本情報です。ただし、ナビの画面サイズ、駐車支援機能、ムーンルーフなどの装備までは判断できません。購入時には年式・グレード・オプションを合わせて確認しましょう。
各グレードの価格や特徴を比較したい場合は、レクサスNXの価格とグレード比較も参考にしてください。
10系と20系のサイズ・内装

10系と20系を並べると、デザインが大きく変わったことがわかります。ただ、実用面で重要なのは見た目だけではありません。車体の大きさ、室内の使いやすさ、操作方法にも違いがあります。
サイズと居住性を比較
まず、代表的な仕様で10系後期型と20系のボディサイズを比較してみましょう。
| 項目 | 10系後期型 | 20系 |
|---|---|---|
| 全長 | 4,640mm | 4,660mm |
| 全幅 | 1,845mm | 1,865mm |
| 全高 | 1,645mm | 1,660mm |
| ホイールベース | 2,660mm | 2,690mm |
| 全長の差 | 基準 | +20mm |
| 全幅の差 | 基準 | +20mm |
※20系の全高は代表的な標準仕様です。OVERTRAILなど、グレードによって寸法が異なります。
数字を見ると、20系は全長と全幅がそれぞれ20mm大きくなっています。ホイールベースも30mm延長され、車体の安定性や室内空間の設計に生かされています。
ただ、全長が2cm長くなったからといって、駐車場での扱いやすさが劇的に変わるわけではありません。私なら全長よりも、全幅と駐車場の余裕、ドアの開閉スペースを重視します。
特に古い立体駐車場や、左右に柱がある駐車スペースでは、20mmの幅の違いが気になることもあります。車幅だけでなく、ドアミラーを含めた余裕も確認しておきたいところです。
後席については、20系でホイールベースが延長され、足元空間にも配慮されています。ただし、室内の広さを決めるのはホイールベースだけではありません。シート形状や着座姿勢によって、広さの感じ方は変わります。
荷室についても、両世代とも日常の買い物や旅行に対応できるSUVらしい使い勝手を備えています。ただし、カタログ上の容量は測定方法や仕様による違いがあるため、単純な数値だけで比較するのは避けましょう。
ベビーカーやゴルフバッグなど、普段から積む荷物が決まっているなら、販売店で実際の積載状況を確認するのが確実です。
ナビ・操作系の進化
初代と2代目の違いを日常的に感じやすいのが、ナビや車内の操作方法です。
10系では、センターコンソールにあるリモートタッチを使ってナビを操作します。2017年の改良で画面は10.3インチになりましたが、操作の基本はディスプレイを直接触る方式ではありません。
一方、20系は「Tazuna Concept」という運転席設計の考え方を採用。ドライバーの視線移動を抑えながら、必要な情報や操作機能にアクセスしやすい配置を目指しています。
発売当初の20系には9.8インチまたは14インチのタッチディスプレイが設定されました。14インチ仕様では画面が大きく、地図や車両情報を確認しやすいことが特徴です。
さらに2024年の一部改良では、NX350hの標準グレードやNX250などで14インチディスプレイが標準化されました。20系であっても、年式によって画面サイズが異なる点には注意してください。
| 装備 | 10系 | 20系 |
|---|---|---|
| ナビ操作 | リモートタッチ | タッチ操作 |
| 画面サイズ | 7・10.3インチ | 9.8・14インチ |
| スマホ連携 | 仕様・機器による | Apple CarPlayなどに対応 |
| ドア操作 | 従来式 | e-ラッチ |
| 車内デザイン | 従来型レクサス | Tazuna Concept |
20系の特徴的な装備が、電子制御でドアの開閉操作を行う「e-ラッチ」です。従来のドアハンドルとは操作感が異なり、スイッチを使ってドアを開ける仕組みになっています。
また、後方から接近する車両や自転車を検知してドアの開放を抑制する「安心降車アシスト」とも連携します。
こうした装備は、毎日の運転や乗り降りに関わる部分です。単に画面が大きいというだけでなく、普段の操作が自分に合うかどうかも比較したいですね。
安全装備と走行性能の違い

10系と20系を比較するうえで、私が特に確認したいのは安全装備と走行性能です。車体の新しさだけではなく、どのような場面で運転を支援してくれるのかを見ていきましょう。
衝突回避と駐車支援
初代10系では、2017年9月のマイナーチェンジで「Lexus Safety System +」が標準装備になりました。
このシステムには、衝突回避や被害軽減を支援するプリクラッシュセーフティ、車線逸脱警報、レーダークルーズコントロールなどが含まれています。
ただし、同じ名称の安全システムでも、世代が変われば検知対象や制御内容は同じではありません。
20系ではカメラやレーダーを使った検知範囲が拡大され、交差点などへの対応や、運転操作をさりげなく支援する機能が充実しています。
代表例が「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」です。歩行者や自転車、カーブなどの状況に応じて、必要な減速や操舵を支援する機能です。
また、20系には高度駐車支援システム「Lexus Teammate Advanced Park」が設定されています。並列駐車や縦列駐車などを支援し、仕様によっては車外からスマートフォンを使ったリモート駐車にも対応します。
ただし、Advanced Parkやリモート機能は、すべての20系に同じ内容で搭載されているわけではありません。年式、グレード、オプションによって装備が異なります。
安全装備は名称だけで判断しない
中古車の掲載情報に「Lexus Safety System +搭載」と書かれていても、初代後期型と20系では機能が異なります。また、駐車支援機能の有無やリモート対応も車両ごとに確認が必要です。安全支援機能は事故を完全に防止するものではないため、作動条件と限界も理解して使用しましょう。
家族で使う機会が多い場合や、狭い駐車場を日常的に利用する場合は、安全装備の違いが購入判断に与える影響も大きいかなと思います。
エンジン・燃費・燃料
レクサスNXは、初代と2代目でエンジン構成が大きく変わっています。特にハイブリッド車では、燃費性能だけでなく走りの余裕にも違いがあります。
初代10系のNX300hは、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドです。日常の燃料費を抑えながらレクサスNXに乗りたい人に向いています。
一方、20系NX350hも2.5Lハイブリッドですが、システムが刷新され、動力性能と燃費性能が向上しています。
| モデル | パワートレイン | 燃費の目安 |
|---|---|---|
| 10系NX300h | 2.5L HEV | JC08:19.8~21.0km/L程度 |
| 10系NX300 | 2.0Lターボ | JC08:12~13km/L程度 |
| 20系NX250 | 2.5Lガソリン | WLTC:13~14km/L台 |
| 20系NX350 | 2.4Lターボ | WLTC:約11.7km/L |
| 20系NX350h | 2.5L HEV | WLTC:約19~22km/L台 |
| 20系NX450h+ | 2.5L PHEV | WLTC:約19~20km/L台 |
※代表的な国内仕様の参考値です。年式・グレード・駆動方式で数値は異なります。旧型のJC08モードと現行型のWLTCモードは測定条件が異なるため、数値だけで優劣を判断できません。
燃費についてもう一つ重要なのが、指定燃料です。
| モデル | 指定燃料 |
|---|---|
| 10系NX300h | レギュラー |
| 10系NX200t・NX300 | ハイオク |
| 20系NX250 | レギュラー |
| 20系NX350 | ハイオク |
| 20系NX350h | ハイオク |
| 20系NX450h+ | ハイオク |
ここは見落としやすいポイントです。初代NX300hはレギュラー仕様ですが、20系NX350hはハイオク仕様です。同じハイブリッドのNXでも、給油する燃料が異なります。
燃料代を考える際には、カタログ燃費に加えてガソリンの単価も含めて試算する必要があります。年間走行距離が多い人ほど、この違いは無視できません。
また、NX450h+は外部充電によるEV走行ができるため、充電頻度によってガソリン消費量が大きく変わります。自宅で充電できるかどうかが、経済性を考える重要な条件になります。
走行性能では、20系のGA-Kプラットフォームによる車体剛性の向上もポイントです。20系は初代に比べて車体の動きやステアリング応答の改善が図られています。
ただし、乗り心地はタイヤの種類やサイズにも左右されます。特に20インチタイヤ装着車と18インチタイヤ装着車では、段差の感じ方やロードノイズに違いが出る可能性があります。
燃費や実用面をさらに比較したい方は、レクサスNXの燃費比較とガソリン・ハイブリッドの違いも確認してください。
2023年モデルからの進化

20系は2021年に登場しましたが、その後も継続的に改良されています。中古で20系を探すなら、「20系だから装備は同じ」と考えないことが大切です。
特に2023年と2024年の改良では、走行性能や安全装備、内装の使い勝手などに変更が加えられました。
2023年の改良ポイント
レクサスは2023年3月、20系NXの一部改良を実施しました。この改良では、外観を大きく変えるよりも、車体の基本性能や快適性を高めることに重点が置かれています。
具体的には、フロント周辺の車体剛性を高め、リヤサスペンション周辺にも補強を加えました。サスペンションや電動パワーステアリングの調整も行われています。
こうした変更は、ハンドル操作に対する車両の反応や、段差を通過したときの車体の動きに関係します。
安全装備も進化しました。プロアクティブドライビングアシストには、信号交差点で右左折するときの減速支援が追加されています。
さらに、低速時の加速抑制機能で認識する対象が拡大され、壁のような構造物にも対応。前後方を記録できるドライブレコーダーも設定されました。
2023年モデルの主な変更点
- 車体剛性の強化
- サスペンションとステアリングの調整
- プロアクティブドライビングアシストの機能追加
- 前後方ドライブレコーダーの設定
- 内装カラーや一部装備の見直し
私なら、2021~2022年の初期型と2023年改良型の価格差が小さい場合、2023年モデルを優先して比較します。
ただし、改良後だから必ず乗り心地が好みに合うとは限りません。タイヤの種類や摩耗状態も関係するため、可能であれば両方に試乗して比較したいところです。
2023年の変更内容は、レクサス公式の2023年一部改良発表でも確認できます。
2024年以降の変更点
2024年2月にも20系NXの一部改良が行われました。このときは車体剛性の強化や乗り心地、静粛性の向上に加え、新しいグレード「OVERTRAIL」が設定されています。
OVERTRAILは、アウトドアでの利用を意識した仕様です。通常モデルより最低地上高を15mm高め、18インチのオールテレーンタイヤや専用に調整されたサスペンションを採用しています。
オールテレーンタイヤは、舗装路だけでなく未舗装路も意識したタイヤです。悪路での扱いやすさを重視する人には魅力がありますが、ロードノイズや乗り味については実際に確認するのがおすすめです。
2024年改良では、装備の標準設定も見直されました。例えばNX350hの標準グレードなどで14インチディスプレイが標準化され、パノラマルーフの設定も拡充されています。
また、USB Type-C端子の追加など、普段使いに関わる部分にも改良が加えられました。
| 年式 | 主な特徴 |
|---|---|
| 2021~2022年 | 20系の初期モデル |
| 2023年 | 車体剛性・足回り・安全装備を改良 |
| 2024年 | 静粛性・乗り心地を改善、OVERTRAIL追加 |
| 2025年 | 一部改良仕様を展開 |
| 2026年9月発表 | 新たな改良モデルを公開、年末以降発売予定 |
2025年6月にも国内仕様の一部改良が行われています。年式による違いを正確に把握するには、発売時期ごとのカタログや装備一覧を確認する必要があります。
なお、2026年9月発表の改良モデルは、従来の2024~2025年仕様とは区別してください。新世代ハイブリッドシステムや内外装の変更が発表されていますが、発売予定車両の仕様や価格は確定情報を確認する必要があります。
特に中古車選びでは、「2023年式」や「2024年式」という表示だけでは、改良前後を完全に見分けられない点に注意しましょう。
例えば2023年1月登録車と2023年4月登録車では、改良前後で装備や足回りの仕様が異なる可能性があります。登録年月だけでなく、実際の生産時期や車両の装備内容を販売店に確認することが大切です。
2024年改良の詳細は、レクサス公式の2024年一部改良発表を参考にしてください。
中古購入の年式・保証・相場

ここまでの違いを踏まえると、中古車選びでは「10系か20系か」という世代の比較だけでは足りません。
同じ予算で比較するなら、年式、走行距離、装備、整備記録、保証内容を並べて考えることが重要です。
例えば、10系後期型の上級グレードと20系初期型の標準グレードでは、装備の充実度と購入価格のバランスが変わります。20系の方が基本性能や安全装備は進化していますが、希望する快適装備が必ず付いているとは限りません。
一方、10系後期型であっても、走行距離が多く、整備記録が十分に確認できない車両は慎重に判断したいところです。
| 重視すること | 比較したいモデル |
|---|---|
| 購入価格を抑える | 10系前期型 |
| 価格と安全装備のバランス | 10系後期型 |
| 現行デザインと先進装備 | 20系初期型 |
| 乗り心地や安全機能の改良 | 20系2023年以降 |
| アウトドアでの使い方 | 20系OVERTRAIL |
| 保証の充実度 | 認定中古車CPO |
中古車の価格は年式だけで決まりません。走行距離、修復歴、グレード、ボディカラー、オプション装備、整備状態、販売店の保証、市場の需給によって変わります。
私なら、購入予算が同じ場合に次の項目を優先して確認します。
- 年式とマイナーチェンジ・一部改良の時期
- 走行距離と定期点検・整備記録簿
- 安全装備とメーカーオプションの有無
- 修復歴や事故歴、水害歴の確認
- ハイブリッド機構などの保証内容
- タイヤやブレーキなど消耗品の状態
特に20系では、電子制御装備が充実しています。大型ディスプレイやe-ラッチ、各種運転支援機能など、購入前に動作を確認しておきたい装備が多いことも特徴です。
また、旧型から現行型への乗り換えでは、車両価格の差額だけでなく、今乗っているNXの査定額も重要になります。
例えば、同じ車両価格の20系に乗り換える場合でも、現在の愛車をいくらで売却できるかによって、実際の負担額は変わります。
乗り換えを検討しているなら、購入候補を絞る段階で、現在の車の売却価格を把握しておくと資金計画を立てやすくなります。
売却先の比較材料として、カーネクストで愛車の査定を相談する方法もあります。査定条件や手数料、契約条件を確認したうえで、ディーラー下取りなどと比較してください。
中古車相場そのものについては、レクサスNX中古の値下がりと狙い目グレードも参考になります。
認定中古車CPOの保証も比較したい
レクサス認定中古車(CPO)には、保証対象部品について2年間・走行距離無制限の保証が用意されています。有償の1年延長保証も設定されています。
対象となるハイブリッド車には、ハイブリッド機構について3年間または初度登録から10年間のいずれか長い期間の保証があり、累計走行距離20万kmまでという条件があります。
ただし、すべての中古車に同じ保証が付くわけではありません。購入車両の保証書や対象部品、適用条件を必ず確認してください。
認定中古車の保証については、レクサス公式CPOサポートで確認できます。
年式が新しく、走行距離が短い車両でも、必要な整備が行われていなければ安心とは言い切れません。反対に、ある程度走行距離が多くても、定期点検が継続して行われている車両には検討する価値があります。
そのため、走行距離だけで候補から外すよりも、整備記録と実車状態を合わせて見ることをおすすめします。
価格・相場・制度についての注意点
中古車価格、査定額、残価率、リセールバリューは、年式、グレード、走行距離、修復歴、ボディカラー、オプション、市況、査定時期などで変動します。将来の売却価格を保証するものではありません。
税金、補助金、減税制度、輸出制度なども改正される可能性があります。最新の条件はレクサス公式サイトや公的機関で確認してください。契約・税務・法律に関する個別判断は、販売店や税理士などの専門家に相談しましょう。
よくある質問(FAQ)

最後に、レクサスNXの10系と20系を比較するときによくある疑問を整理します。
Q レクサスNXの10系と20系は何年で分かれますか?
初代10系は2014年7月に登場し、2代目20系は2021年に登場しました。10系は2017年9月に大きなマイナーチェンジを実施しています。20系も2023年、2024年などに改良されているため、世代だけでなく年式や装備を確認しましょう。
Q 6AA-AAZH20はどのレクサスNXですか?
6AA-AAZH20は、20系NX350hのFFモデルを示す型式です。2.5Lハイブリッドシステムを搭載しています。同じNX350hでもAWDモデルは6AA-AAZH25となるため、駆動方式を確認するときに役立ちます。
Q 旧型NXでも安全装備は十分ですか?
2017年9月以降の10系後期型には、Lexus Safety System +が標準装備されています。ただし、20系では検知性能や運転支援機能が進化しています。旧型でも安全装備はありますが、最新世代と同じ機能ではないため、必要な支援機能を比較してください。
Q 2023年モデルは初期型よりおすすめですか?
2023年改良モデルでは車体剛性や足回りの調整、安全機能の拡充が行われています。価格差が小さければ有力な候補ですが、初期型でも装備や整備状態が良い車両は検討する価値があります。年式だけでなく実車の状態を確認しましょう。
Q 10系と20系はどちらを中古で買うべきですか?
予算を抑えながら装備の充実度も重視するなら10系後期型が候補です。新しい安全装備やナビ、車体構造を重視するなら20系が向いています。どちらを選ぶ場合も、年式、走行距離、グレード、整備記録、保証内容を比較することが大切です。
まとめ|NXは装備で選ぶ

レクサスNXの10系と20系は、外観だけでなく車体構造、安全装備、ナビ、燃費性能まで大きく異なります。
初代10系では、2017年9月のマイナーチェンジが大きな分かれ目です。後期型は安全装備やナビが充実しているため、中古車として魅力があります。
一方、20系はGA-Kプラットフォームや新世代の安全支援システム、大型タッチディスプレイなどを採用しています。2023年以降は乗り心地や安全装備の改良も進んでいます。
中古車として比較する際には、単純に「20系の方が新しいから良い」と判断するのではなく、予算と必要な装備のバランスを考えることが重要です。
NXの歴代モデルを選ぶポイント
- 価格重視なら10系前期型も候補
- 装備と価格のバランスなら10系後期型
- 新しい安全機能やナビを重視するなら20系
- 年次改良による進化を重視するなら2023年以降の20系
- 購入前には整備記録と保証内容を必ず確認
私が最も大切だと考えるのは、購入後にどのような使い方をしたいかを明確にすることです。
家族で長く使うのか、毎日の通勤が中心なのか、走りを楽しみたいのか。それによって重視すべき装備やグレードは変わります。
あなたにとって必要な装備がそろい、整備状態にも納得できる車両なら、10系も20系も十分に魅力的な選択肢です。
ぜひ、年式や走行距離だけでなく、実際の装備内容と保証条件まで比較して、納得できるレクサスNXを選んでくださいね。
※本記事は2026年10月時点で確認できる情報をもとにしています。装備、車両仕様、販売状況、価格、保証制度などは変更される場合があります。購入や契約に際しては、レクサス公式サイトや販売店で最新の内容をご確認ください。
