レクサスNXの維持費は高い?年間の維持費やガソリン代を徹底解説
憧れのレクサスNXに乗りたいけれど、購入後の支払いや維持費が心配……そう感じていませんか? 高級SUVであるレクサスNXは、所有する喜びが大きい反面、税金や車検費用、日々のガソリン代といったランニングコストがどれくらいかかるのか、具体的な金額が見えにくいものです。
また、購入に必要な年収の目安や、ハリアーなどのライバル車と比較して維持費にどれくらいの差が出るのかも気になるところでしょう。
この記事では、実際の燃費データや税制、保険料の相場をもとに、レクサスNXのリアルな維持費をシミュレーションします。
- レクサスNXの維持費の年間総額と内訳
- ガソリン代や税金、車検代の具体的な試算
- 無理なく購入するために必要な年収の目安
- 維持費を賢く抑えるためのポイント
レクサスNXの維持費の内訳と年間総額

- 毎年必要となる自動車税と重量税
- 実燃費に基づくガソリン代の試算
- 車検費用とメンテナンス代の相場
- タイヤ交換時期と費用の目安
- 年齢条件別の任意保険料の目安
- ハイブリッド車とガソリン車の違い
毎年必要となる自動車税と重量税
車を所有すると必ず発生するのが税金ですが、レクサスNXの場合、選ぶパワートレインによって金額が異なります。まず、毎年4月1日時点の所有者に課せられる「自動車税(種別割)」について見ていきましょう。
現行のレクサスNXは、主に2.5Lハイブリッド(NX350h)、2.5Lプラグインハイブリッド(NX450h+)、2.4Lターボ(NX350)、2.5L自然吸気(NX250)というラインナップになっています。排気量はいずれも2.0L超〜2.5L以下の区分に該当するため、自動車税額は一律で年間43,500円(2019年10月以降登録車)となります。
一方、車検のタイミングで支払う「自動車重量税」は、エコカー減税の適用有無によって大きな差が生まれます。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車は、購入時や初回車検時の重量税が免税、あるいは大幅に減税されるケースが一般的です。
これに対し、ガソリン車(NX350、NX250)は減税の対象外となることが多いため、車両重量に応じた規定の税額(2.0トン以下の場合は年間約16,400円相当)を支払う必要があります。長く乗るほど、この税額の差は維持費の差として積み重なっていくでしょう。
実燃費に基づくガソリン代の試算
維持費の中で最も変動しやすいのがガソリン代です。カタログ燃費(WLTCモード)だけでなく、実燃費を想定して計算することが大切です。
ここでは、年間走行距離を10,000kmと仮定し、レギュラーガソリン170円/L、ハイオクガソリン180円/Lで試算してみます。なお、レクサスNXはモデルによって使用燃料が異なり、NX350h(ハイブリッド)やNX350(ターボ)は基本的にハイオク仕様となっている点に注意が必要です。
| モデル | 実燃費の目安 | 使用燃料 | 年間ガソリン代(概算) |
|---|---|---|---|
| NX350h (ハイブリッド) | 16〜18km/L | ハイオク | 約100,000円〜112,500円 |
| NX350 (ターボ) | 9〜11km/L | ハイオク | 約163,600円〜200,000円 |
| NX250 (ガソリン) | 10〜12km/L | レギュラー | 約141,600円〜170,000円 |
このように比較すると、ハイブリッド車とガソリンターボ車では、年間で6万円から10万円近くガソリン代に差が出ることが分かります。毎日の通勤や休日のロングドライブで距離を乗る方にとっては、ハイブリッドモデルの燃費性能が維持費抑制に大きく貢献すると言えます。
車検費用とメンテナンス代の相場
レクサス車を新車で購入する場合、維持費を考える上で非常に大きなメリットとなるのが「レクサスケアメンテナンスプログラム」です。
これは、新車登録から3年間、点検費用やエンジンオイル交換、オイルフィルター交換などの基本メンテナンスが無料になるサービスです。そのため、最初の3年間に関しては、メンテナンス費用は実質ほぼ0円と考えて差し支えありません。
しかし、購入から3年経過後の初回車検以降は費用が発生します。レクサスディーラーで車検を受ける場合、法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)に加え、整備費用や検査代行手数料がかかります。
一般的な目安として、レクサスディーラーでの車検費用は15万円〜20万円程度を見込んでおくと安心です。もちろん、部品交換(ブレーキパッドやバッテリーなど)が発生すれば、さらに費用は上乗せされます。
5年目、7年目と車齢が進むにつれて交換部品も増えるため、独自のメンテナンスパック(レクサスケアメンテナンスプログラムIIなど)に加入して、費用の平準化を図るオーナーも少なくありません。
タイヤ交換時期と費用の目安
SUVであるレクサスNXの維持費において、意外な出費となりがちなのがタイヤ交換費用です。NXには18インチまたは20インチの大径タイヤが装着されており、さらに多くのグレードで「ランフラットタイヤ」が採用されています。
ランフラットタイヤはパンクしても一定距離を走行できる安全性の高いタイヤですが、一般的なタイヤに比べて価格が高額になる傾向があります。
タイヤの寿命は走行距離や保管状況にもよりますが、おおよそ3年〜5年、または3万〜4万キロ程度が交換の目安です。ディーラーでランフラットタイヤを4本すべて新品に交換する場合、工賃込みで15万円〜25万円程度の出費になることも珍しくありません。
コストを抑えたい場合は、カー用品店やタイヤ専門店を利用したり、ランフラットではない通常のラジアルタイヤを選んだりするのも一つの方法です。ただし、通常のタイヤに履き替える際は、パンク修理キットの車載が必要になる点に留意してください。
年齢条件別の任意保険料の目安
車を所有するなら加入が必須とも言える任意保険ですが、保険料は契約者の年齢や等級、補償内容によって大きく変動します。
レクサスNXは車両価格が高額であるため、万が一の事故に備えて「車両保険」を付帯するケースがほとんどでしょう。この車両保険の有無が、保険料総額を大きく左右します。
| 年齢条件 | 車両保険 | 年間保険料の目安 |
|---|---|---|
| 20代(21歳以上) | あり | 20万円〜30万円 |
| 30代〜40代 | あり | 8万円〜15万円 |
| 50代以上 | あり | 6万円〜10万円 |
| 全年齢(車両なし) | なし | 3万円〜6万円 |
特に20代などの若い世代では、事故率の統計上、保険料がかなり高額に設定されています。一方で、等級が進んだ30代以降のドライバーであれば、ネット型保険(ダイレクト型)を活用することで、充実した補償内容でも年間10万円以下に抑えられる可能性があります。
レクサスNXは安全装備「Lexus Safety System +」が充実しているため、ASV割引などが適用される場合もあります。
ハイブリッド車とガソリン車の違い
ここまで見てきた各項目を踏まえると、ハイブリッド車(NX350h/NX450h+)とガソリン車(NX350/NX250)では、維持費の性格が異なることが分かります。
ハイブリッド車は、車両本体価格は高めですが、エコカー減税による税金の優遇や優れた燃費性能により、購入後のランニングコストは安く済みます。
年間走行距離が多い方や、5年、7年と長く乗り続ける予定の方にとっては、トータルコストでのメリットが出やすいでしょう。
対してガソリン車は、初期費用(車両価格)を抑えられる点が魅力ですが、毎年の税金やガソリン代といった維持費はハイブリッド車よりも高くなります。
週末しか乗らない方や、年間の走行距離が5,000km以下という方の場合は、ガソリン代の差額がそれほど大きくならないため、車両価格の安いガソリン車を選んだ方が、結果的に総出費を抑えられるケースもあります。ご自身のライフスタイルに合わせて選択することが大切です。
レクサスNXの維持費を抑える方法と目安

- 購入に必要な年収の現実的なライン
- ハリアーなど競合車種との費用比較
- ローン返済を含めた月々の支払額
- 維持費が高いと感じる要因と対策
- 費用を少しでも安くする方法
購入に必要な年収の現実的なライン
高級車であるレクサスNXを購入し、無理なく維持していくためには、どのくらいの年収が必要なのでしょうか。一般的に、車の購入予算は「年収の半分程度」までが健全なラインと言われています。NXの新車価格はグレードにもよりますが、乗り出し価格で500万円〜800万円台のレンジになります。
この基準に照らし合わせると、独身や実家暮らしで自由に使えるお金が多い場合は年収600万円前後でも十分に射程圏内に入ります。
しかし、ご家族がいて住宅ローンや教育費などの支出がある場合は、年収800万円〜1,000万円程度が安心できる目安となるでしょう。
もちろん、頭金をどれだけ用意できるかによっても状況は変わります。まとまった頭金を入れることで月々のローン支払額を抑えられれば、年収のハードルは相対的に下がります。
単に「買えるか」だけでなく、「購入後の生活レベルを落とさずに維持できるか」という視点でシミュレーションすることが重要です。
ハリアーなど競合車種との費用比較
レクサスNXの購入を検討する際、よく比較対象に挙がるのがトヨタの「ハリアー」です。兄弟車のような関係にあり、プラットフォームなど基本設計の一部を共有していますが、維持費の面ではいくつか違いがあります。
最大の違いは「燃料の種類」です。ハリアーのハイブリッド車はレギュラーガソリン仕様ですが、レクサスNXのハイブリッド車(NX350h)は、より高い出力を引き出すためにハイオクガソリン仕様(カタログ推奨)となっています。ガソリン単価の差は、長く乗るほど燃料代の差として表れます。
また、メンテナンス費用についても考え方が異なります。ハリアー(トヨタ車)にはレクサスケアのような「新車3年間無料メンテナンス」は標準付帯されていません(別途メンテナンスパック等に加入が必要)。
最初の3年間だけで見れば、意外にもレクサスNXの方がメンテナンス費用がかからないという逆転現象が起きることもあります。
しかし、4年目以降の部品代や工賃、そして任意保険の車両保険金額(車両価格が高いほど保険料も上がる)を考慮すると、トータルではハリアーの方が維持費は安くなる傾向にあります。
ローン返済を含めた月々の支払額
維持費を考える際は、税金やガソリン代だけでなく、車両購入費用の分割払い(ローン)も含めた「月々の支払総額」を把握しておく必要があります。
例えば、600万円のNXをフルローン(金利4%・5年払い)で購入した場合、月々の返済額は約11万円になります。
これに駐車場代(1〜2万円)、ガソリン代(1万円)、保険料積立(1万円)などを加算すると、車関係だけで月々15万円近くの出費になります。
レクサスでは「残価設定型クレジット(スマートバリュープラン)」を利用するオーナーも多くいます。3年後や5年後の買取保証額(残価)をあらかじめ据え置くことで、月々の支払額を大幅に抑える方法です。
NXはリセールバリュー(再販価値)が非常に高い車種であるため、残価設定ローンとの相性が良く、月々の支払いを5万円〜7万円程度に抑えながら乗ることも十分可能です。
維持費が高いと感じる要因と対策
レクサスNXのオーナーになった後、「思ったより維持費がかかる」と感じる要因の多くは、実は事前に予測可能なものです。代表的なのが、前述した「大径タイヤの交換費用」と「ハイオクガソリン指定」による燃料代です。
特にF SPORTなどの上位グレードを選ぶと、20インチタイヤが標準となり、交換時のコストが跳ね上がります。また、スポーティな走りを楽しんでアクセルを踏み込めば、当然ながら燃費は悪化します。
これらのコスト高要因に対しては、「本当にそのグレードが必要か」を検討することが最初の対策になります。例えば、NX250(ベースグレード)であればタイヤサイズは18インチで、燃料もレギュラーガソリン仕様です。
見た目の迫力や走行性能と、ランニングコストのバランスを天秤にかけ、ご自身の価値観に合ったグレードを選ぶことが、維持費への納得感を高める鍵となります。
費用を少しでも安くする方法
レクサスNXの維持費を少しでも安く抑えるために、すぐに実践できる方法はいくつかあります。
まず見直すべきは「任意保険」です。ディーラーで加入する代理店型保険は手続きが楽で安心感がありますが、保険料は割高になりがちです。補償内容が同じでも、ネット型保険に切り替えるだけで年間数万円の節約になることは珍しくありません。
次に「車検や消耗品交換の依頼先」です。新車保証(一般保証5年・特別保証7年など)に関わる重要な整備はディーラーに任せるのが安心ですが、タイヤ交換やワイパーゴムの交換、あるいは車検そのものを、信頼できるカー用品店や整備工場に依頼することで、費用を大幅に圧縮できます。
特にタイヤはネット通販で購入し、提携ショップで取り付けてもらう「タイヤの持ち込み交換」を利用すれば、ディーラー価格の半額近くで済む場合もあります。
レクサスブランドの安心感とサービスの質をどこまで求めるか、線引きを上手に行うことで、賢く維持費をコントロールしていきましょう。
レクサスNXの維持費情報のまとめ
- NXの自動車税は排気量区分により年間43,500円が一律でかかる
- ハイブリッド車は重量税が優遇されるがガソリン車は満額課税となる
- 実燃費はハイブリッドで約16〜18km/L、ガソリン車で約10〜12km/L
- NX350hやNX350は基本的にハイオク仕様のため燃料単価が高い
- 新車購入時は「レクサスケア」により3年間のメンテナンス費がほぼ無料
- 4年目以降の車検費用はディーラーで15万〜20万円程度が相場
- 20インチのランフラットタイヤは交換費用が高額になりやすい
- 20代の任意保険料は高額だが30代以降は安くなる傾向にある
- 購入に必要な年収目安は独身で600万円、既婚子持ちで800万円以上
- ハリアーハイブリッドはレギュラー仕様のため燃料代で差がつく
- 残価設定ローンを活用すれば月々の支払額を抑えて乗ることが可能
- 維持費が高いと感じる主な要因はタイヤ代とハイオク代
- 任意保険をネット型に見直すことで固定費を削減できる
- タイヤ交換などを外部ショップに依頼してコストダウンを図るのが有効
- ライフスタイルに合わせてガソリン車かハイブリッド車かを選ぶべき
