【比較】レクサスLBXエレガントの違いはどこ?クール・リラックスと徹底解説

レクサスLBXの購入を検討中で、特にエレガントの洗練された雰囲気に惹かれているものの、他のグレードとの具体的な違いが分からず、グレード選びで失敗や後悔をしたくないとお考えではありませんか。
価格はもちろん、内装や外装、さらには標準装備の違いをしっかりと比較検討しないと、ご自身のライフスタイルに合わない選択をしてしまうかもしれません。
特に、スポーティな魅力を持つCoolや、上質な空間が特徴のRelaxとの差は、購入後の満足度を大きく左右するポイントです。
この記事では、レクサスLBXのエレガントと他のグレードとの違いを多角的に比較し、さらに約25万通りもの組み合わせから特別な一台を作り上げることができるBespoke Buildについても詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、以下の点について深く理解できます。
- エレガント、クール、リラックスそれぞれの外装・内装デザインの具体的な違い
- 各グレードで標準装備される機能と、選択可能なオプション設定の差
- 車両本体価格や燃費性能、車両サイズの詳細な比較
- ご自身の価値観やライフスタイルに最適なグレードを見つけるための選択基準
デザインで比較するレクサスLBX エレガントの大きな違い

レクサスLBXのグレード選びにおいて、デザインは最も重要な要素の一つです。ここでは、「エレガント」と他のグレードである「クール」「リラックス」との間にどのようなデザイン上の違いがあるのかを、外装から内装の細部に至るまで詳しく見ていきます。
まずは外装デザインの違いを比較
レクサスLBXは、どのグレードもコンパクトながら存在感のあるデザインですが、細部を見るとそれぞれの個性が際立っています。特にフロントマスクの印象を決定づけるスピンドルボディのグリル部分に違いが見られます。
エレガントでは、グリルやバンパー下部のモールに上品な輝きを放つサテンメッキ塗装が採用されており、洗練された都会的な印象を強く与えます。
一方、クールはジェットブラックマイカ塗装と漆黒メッキの組み合わせで、引き締まったスポーティな表情を演出しています。
そしてリラックスは、エレガントと同様のサテンメッキ塗装を採用しているため、外観上の大きな違いはありませんが、後述する内装との組み合わせで全体の雰囲気が異なります。
サイドロッカーモールやバックドアのモールにも同様の仕様差があり、エレガントとリラックスはサテンメッキ、クールはジェットブラックマイカで統一されています。このように、エクステリアの加飾一つで、それぞれのグレードが目指す世界観が明確に表現されているのです。
特徴的なホイールデザインの違い
足元の印象を大きく左右するホイールにも、各グレードの個性が反映されています。
グレード別標準ホイール一覧
グレード | ホイールサイズ | デザイン・カラー |
---|---|---|
エレガント | 18インチ | 切削光輝+ダークグレーメタリック塗装 |
クール | 18インチ | 切削光輝+ブラック塗装 |
リラックス | 18インチ | ダークプレミアムメタリック塗装 |
エレガントに標準装備されるのは、切削光輝とダークグレーメタリック塗装が組み合わされた18インチアルミホイールです。繊細なスポークデザインが、エレガントの上質さを一層引き立てています。
対照的にクールでは、同じ18インチでも切削光輝とブラック塗装を組み合わせた、よりダイナミックでスポーティなデザインのホイールが装着されます。
リラックスは、深みのあるダークプレミアムメタリック塗装の18インチホイールで、落ち着きと高級感を演出しており、三者三様の魅力を持っています。
選べるボディカラーと内装色
ボディカラーは、ソニッククォーツやソニッククロムといったレクサスならではの陰影表現が美しい単色9色と、ルーフをブラックで塗り分けたバイトーンカラー7色の全16色から選択が可能です。このカラーラインナップは基本的に全グレード共通となります。
しかし、内装色の選択肢はグレードによって大きく異なります。 エレガントでは、上品な「ソリスホワイト」と落ち着いた「フォーン」の2色が用意されており、洗練された空間を演出します。
クールは、ブラックを基調としながら、ステッチやシートショルダーに「カッパー」または「ダークグレー」のアクセントカラーを加えたスポーティな内装です。 リラックスは、温かみのある「サドルタン」とシックな「ブラック」の2色から選べ、その名の通り心から安らげる上質な空間を提供します。
外装色と内装色の組み合わせを考えることも、LBX選びの大きな楽しみの一つと言えるでしょう。
内装の質感と素材の違い
ドアを開けた瞬間に感じる室内の雰囲気は、グレードごとに採用される素材や加飾によって全く異なります。
エレガントの内装は、インパネ中央やドアトリムに「サテン銅」カラーの加飾が施され、モダンで華やかな印象を与えます。これは、エレガント専用の特別な仕様です。
また、メーターフードからドアトリムにかけては、セーブルまたはオーカーのスエード調素材が用いられ、手触りの良さも追求されています。
クールでは、インパネやドアトリムにスエード調素材が用いられ、ステアリングやシフトノブにはディンプル加工が施された本革が採用されるなど、スポーティなドライビングフィールを演出する素材選びが特徴です。
リラックスは、アッシュ(オープンフィニッシュ/墨ブラック)の木目調パネルがインパネ中央とドアスイッチベースにあしらわれ、落ち着きと温かみのある上質な空間を作り出しています。
グレードで異なるシート表皮
ドライバーや同乗者が常に触れるシートの素材は、乗り心地だけでなく室内の印象を決定づける重要な要素です。
エレガントとリラックスでは、きめ細かく柔らかな風合いが特徴の「セミアニリン本革」が標準装備されます。長時間座っていても疲れにくい快適性と、本革ならではの高い質感を両立しており、レクサスらしいおもてなしの心を感じさせます。
一方、クールに標準装備されるのは、優れたホールド性を発揮する「ウルトラスエード®」と合成皮革を組み合わせたコンビシートです。スポーティな走行時にもしっかりと体を支え、内外装のデザインコンセプトと統一感のある仕様となっています。
スポーティなクールとの比較
ここまで見てきたように、エレガントとクールはデザインの方向性が明確に異なります。エレガントが都会的で洗練された「上品さ」を追求しているのに対し、クールは内外装のブラック基調や専用ホイール、ディンプル本革ステアリングなどによって、一貫して「スポーティさ」を表現しています。
どちらが優れているというわけではなく、オーナーが自身の車にどのような個性を求めるかによって選択が変わってきます。落ち着いた上質さを好みつつ、モダンな感性を大切にしたい方にはエレガントが、走りを感じさせるダイナミックなデザインを好む方にはクールが適していると考えられます。
上質なリラックスとの比較
エレガントとリラックスは、どちらも「上質さ」という共通の価値観を持っていますが、その表現方法に違いがあります。
エレガントは、サテン銅の加飾や洗練された内装色によって、モダンで華やかな上質感を演出しています。都会の街並みに映えるような、現代的なラグジュアリーを求める方にフィットするでしょう。
対してリラックスは、墨ブラックのアッシュ材を用いた木目調パネルや、サドルタンといった温かみのある内装色で、落ち着きと安らぎに満ちた上質空間を創り出しています。書斎やラウンジのような、心からくつろげる空間を車に求める方には、リラックスが最適な選択肢となるかもしれません。
価格や装備で見るレクサスLBX エレガントの明確な違い

デザインだけでなく、価格や標準装備、そしてカスタマイズの選択肢もグレード選びの重要な判断材料です。ここでは、それぞれのグレードの機能的な違いや価格設定について詳しく比較検討していきます。
ビスポークビルドという選択肢
レクサスLBXには、既存のグレードの枠を超えて、オーナー一人ひとりの感性に寄り添う特別な一台を作り上げるためのオーダーメイドシステム「Bespoke Build(ビスポークビルド)」が用意されています。
これは、標準グレードであるクールまたはリラックスをベースに、内装色、シート素材、シートベルトカラー、ステッチ糸の色、さらには加飾のパターンまで、多岐にわたる項目を自由に組み合わせることができるプログラムです。その組み合わせは約25万通りにも及び、まさに自分だけのLBXを創り上げることが可能です。
例えば、内装全体を鮮やかな色で統一したり、シートベルトの色で遊び心を加えたりと、選択肢は無限大です。ただし、このプログラムを選択した場合、車両本体価格は550万円からとなり、納期も通常のモデルより長くなる傾向があるため、その点は留意が必要です。
車両サイズに違いはあるのか
レクサスLBXの購入を検討する上で、グレードによって車両サイズが異なるのではないかと考える方もいるかもしれません。
しかし、LBXのボディサイズは全てのグレードで共通です。全長4,190mm、全幅1,825mm、全高1,545mmという寸法は、日本の道路事情にも適したコンパクトなサイズ感と言えます。
立体駐車場などの利用を考えている場合でも、グレードを問わず同じ条件で検討できるのは安心材料です。最小回転半径も5.2mと取り回しに優れており、日常使いでの運転のしやすさも魅力となっています。
気になる燃費性能の比較
環境性能や経済性を重視する方にとって、燃費は非常に気になるポイントです。レクサスLBXは全グレードでハイブリッドシステムを搭載しており、優れた燃費性能を実現しています。
結論から言うと、燃費性能はグレード間で違いはありません。ただし、駆動方式によって数値が異なります。
駆動方式別WLTCモード燃費
駆動方式 | 燃費 |
---|---|
FF (前輪駆動) | 27.8km/L |
AWD (四輪駆動) | 26.2km/L |
このように、どのグレードを選んでも燃費性能が変わることはありませんので、デザインや装備など、他の要素を重視してグレードを選ぶことができます。FFとAWDの選択は、お住まいの地域の気候やライフスタイルに合わせて検討するのが良いでしょう。
標準装備とオプションの違い
レクサスLBXは、どのグレードを選んでも基本的な快適装備や安全装備は充実していますが、一部の装備に違いがあります。
例えば、運転席周りでは、クールにのみパドルシフトが標準装備され、スポーティな走りをサポートします。また、高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」や、駐車支援機能「パーキングサポートブレーキ」などは、エレガントとリラックス、クールではオプション設定ですが、最上級のビスポークビルドでは標準装備となります。
オーディオシステムにも違いがあり、10スピーカーを備えた「レクサスLBXプレミアムサウンドシステム」が全グレードで標準ですが、より高音質な「マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム」(13スピーカー)は全グレードでオプション選択が可能です。
先進安全性能は共通か
車の安全性能は、何よりも優先されるべき項目です。レクサスLBXでは、先進の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が全てのグレードに標準装備されています。
これには、衝突被害軽減ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)や、車線逸脱防止を支援するレーントレーシングアシスト、先行車との車間距離を保ちながら追従走行するレーダークルーズコントロールなどが含まれます。
そのため、どのグレードを選択しても、基本的な安全性能に差はありません。これは、レクサスの安全に対する高い意識の表れであり、オーナーにとっては大きな安心感につながります。一部の運転支援機能はオプションとなりますが、核となる安全技術は全車に搭載されていると考えて良いでしょう。
グレードごとの価格を比較
最終的な判断材料となるのが、車両本体価格です。各グレードの価格を比較し、デザインや装備の違いと照らし合わせて検討することが大切です。
グレード別車両本体価格(税込)
グレード | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
エレガント | FF | 460万円 |
AWD | 486万円 | |
クール | FF | 460万円 |
AWD | 486万円 | |
リラックス | FF | 460万円 |
AWD | 486万円 | |
ビスポークビルド | FF | 550万円 |
AWD | 576万円 |
意外に思われるかもしれませんが、エレガント、クール、リラックスの3つのグレードは、FF、AWDともに全く同じ価格設定です。
したがって、価格を気にすることなく、純粋にデザインや内装の好みでグレードを選ぶことが可能となっています。
特別な一台を求める方向けのビスポークビルドは、ベース価格が90万円高くなりますが、その分、標準装備が充実し、唯一無二のカスタマイズが楽しめるという価値があります。
まとめ:レクサスLBX エレガント 違いのポイント
この記事では、レクサスLBXのエレガントと他のグレードとの違いについて、デザイン、装備、価格など様々な角度から詳しく解説してきました。最後に、今回の重要なポイントをまとめます。
- エレガントはサテンメッキ加飾で上品かつモダンな外装
- クールはブラック基調で引き締まったスポーティな外装
- リラックスはエレガントと共通の外装だが内装で差別化
- ホイールは各グレード専用のデザインとカラーを採用
- 内装はエレガントがサテン銅、リラックスが木目調パネルで上質さを演出
- シート素材はエレガントとリラックスがセミアニリン本革
- クールはホールド性の高いウルトラスエード®のコンビシート
- 車両サイズと燃費性能は全グレードで共通
- 基本的な先進安全性能も全グレード標準装備で差はない
- エレガント、クール、リラックスの車両価格は同じ設定
- 価格を気にせず好みのデザインや世界観で選ぶことが可能
- パドルシフトはクールのみに標準装備される
- ビスポークビルドは究極のパーソナライズを実現する選択肢
- 約25万通りから自分だけの一台を創り上げられる
- 最適な一台を選ぶには各グレードのコンセプト理解が鍵となる










