レクサスLBXが売れてないは嘘?理由と実際の評判を徹底解説

レクサスの新型コンパクトSUV「LBX」の購入を検討しているものの、「売れてない」といった声や、失敗や後悔に関する情報を目にすると、本当に購入して良いのか不安になりますよね。なぜ一部でそのような評判が立っているのか、その理由が気になる方も多いのではないでしょうか。
確かに、LBXは価格が高いという意見もあり、乗り心地や他の車種との比較も気になるところです。この記事では、レクサスLBXが売れてないと言われる背景にある理由を深掘りし、実際の販売状況や国内外の客観的な評価、さらにはオーナーからの評判まで、多角的な視点から徹底的に分析していきます。
この記事を読むことで、レクサスLBXに関する様々な疑問が解消され、ご自身にとって最適な選択なのかを判断するための確かな情報が得られるはずです。
- レクサスLBXが売れてないと言われる具体的な理由
- 実際の販売状況と国内外での客観的な評価
- 購入前に知っておくべきメリットと注意点
- 後悔しないためのLBX選びのポイント
レクサスLBXが売れてないと言われる理由を徹底分析

レクサスLBXが一部で「売れてない」と囁かれる背景には、いくつかの明確な理由が存在します。ここでは、価格設定から市場での立ち位置、そして生産体制に至るまで、ネガティブな評判につながっている可能性のある7つの要因を一つひとつ詳しく見ていきましょう。
- 価格が高すぎるとの声も
- 強気な価格設定は適切か
- ヤリスクロスとの違いが分かりにくい?
- 中途端端なサイズ感がデメリットか
- 価格に見合わない内装の質感という評価
- 競合ひしめくコンパクトSUV市場
- 長すぎる納期が販売機会を逃している
価格が高すぎるとの声も
レクサスLBXが売れてないと言われる最も大きな理由の一つが、その価格設定にあります。LBXの車両本体価格は、最もベーシックな「Cool」および「Relax」グレードで460万円から、ビスポークビルドと呼ばれるオーダーメイドモデルでは576万円にも達します。
これは、国産のコンパクトSUVというカテゴリーにおいては、頭一つ抜けた高価格帯です。例えば、人気車種であるトヨタのヤリスクロスやホンダのヴェゼルであれば、最上級グレードでも300万円台前半で購入できます。つまり、LBXはこれらの車種のおよそ1.5倍の価格ということになり、多くの消費者が「高すぎる」と感じてしまうのも無理はありません。
この価格帯になると、マツダのCX-60やトヨタのハリアーといった、一回りも二回りも大きいミドルサイズSUVも十分に購入の選択肢に入ってきます。そのため、純粋なサイズやコストパフォーマンスを重視するユーザー層からは、選ばれにくい傾向があると考えられます。
強気な価格設定は適切か
前述の通り、LBXの価格は決して安価ではありません。しかし、レクサスはこの強気な価格設定に相応の価値があると位置づけています。LBXは「高級車の概念を変える、サイズのヒエラルキーを超えたクルマ」をコンセプトに開発されました。
H4見出し:レクサスの狙い
レクサスは、単に小さい高級車を作るのではなく、上質な素材や最新技術をこのコンパクトなボディに凝縮することで、新しい価値を提供しようとしています。例えば、乗り心地に大きく影響するプラットフォームには、レクサス専用のチューニングが施され、静粛性や走行安定性を高めています。
ただ、この「小さな高級車」というコンセプトが、日本の市場でどれだけ受け入れられるかは未知数です。欧州では古くからプレミアムコンパクトカーの市場が確立されていますが、日本ではまだ「大きい車=偉い、高級」という価値観が根強く残っています。
したがって、LBXの価格設定が適切かどうかは、消費者がそのコンセプトにどれだけ共感し、価値を見出せるかにかかっていると言えるでしょう。
ヤリスクロスとの違いが分かりにくい?
LBXがトヨタのヤリスクロスと同じGA-Bプラットフォームをベースに開発されていることは、多くの自動車ファンに知られています。この事実が、「中身はヤリスクロスなのに価格が高い」という誤解を生み、「売れてない」という評判の一因になっている可能性があります。
確かに、骨格となるプラットフォームは共通ですが、両者は全く異なるクルマに仕上がっています。レクサスは、ボディの接合に短ピッチ打点技術や構造用接着剤を多用することで、ヤリスクロスとは比較にならないほどの高剛性ボディを実現しました。
さらに、サスペンションのセッティングやパワートレインの制御、遮音・吸音材の配置なども全てLBX専用に開発されています。これらの違いが、静かで滑らかな乗り心地や、ドライバーの意のままに操れるリニアな操作感を生み出しているのです。
しかし、カタログスペックだけでは伝わりにくいこれらの違いが一般の消費者には分かりにくく、価格差に対する納得感を得られにくい状況があるのかもしれません。
中途半端なサイズ感がデメリットか
LBXのボディサイズは全長4,190mm、全幅1,825mm、全高1,545mmです。これは、都市部での取り回しを重視したコンパクトな設計ですが、このサイズ感が一部のユーザーにとっては中途半端に感じられることがあります。
特に、全幅が1,825mmもある点は注意が必要です。この数値は、同じレクサスのSUVであるUXよりも広く、ミドルサイズのハリアーに迫るものです。日本の狭い道路事情や、機械式駐車場(一般的に全幅1,800mm以下という制限が多い)との相性を考えると、この全幅がデメリットになる場面も想定されます。
一方で、後部座席や荷室空間は、やはりコンパクトSUVの域を出ません。大人4人が快適に長距離を移動するには少し手狭に感じるかもしれませんし、大きな荷物を積む機会が多いファミリー層にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
このように、取り回しの良さと居住性・積載性のバランスが、一部のユーザーのニーズと合致しない点が指摘されています。
価格に見合わない内装の質感という評価
LBXの内装は、グレードに応じてウルトラスエードやセミアニリン本革といった上質な素材が使われており、レクサスならではの高いクラフトマンシップを感じさせます。しかし、一部のユーザーからは「価格の割にプラスチッキーな部分が目立つ」といった厳しい評価も聞かれます。
特に、ドアトリムの下部やセンターコンソールの一部など、普段あまり手が触れない箇所にハードプラスチックが使用されている点について、460万円以上という価格を考えると物足りないと感じる人がいるようです。
もちろん、デザインの好みは人それぞれであり、LBXのモダンで洗練されたインテリアを高く評価する声も多数存在します。
ただ、兄貴分であるNXやRXといったモデルの圧倒的な高級感を知っているユーザーからすると、どうしても見劣りしてしまう部分があるのは事実かもしれません。この内装の質感に対する評価のばらつきも、購入を躊躇させる一因となっている可能性があります。
競合ひしめくコンパクトSUV市場
現在の自動車市場において、コンパクトSUVは国内外のメーカーが最も力を入れている激戦区の一つです。LBXが戦うこの市場には、強力なライバルが数多く存在します。
H4見出し:国内外の強力なライバルたち
輸入車に目を向ければ、アウディQ2やMINIクロスオーバー、DS3など、個性豊かでブランド力の高いモデルがひしめいています。これらのモデルは、LBXと同等か、あるいは少し下の価格帯で購入できるため、直接の競合となります。
国産車でも、前述のヤリスクロスやヴェゼルはもちろん、マツダCX-30やスバル・クロストレックなど、デザインや走行性能に優れたモデルが人気を博しています。
車種名 | メーカー | 価格帯(約) | 特徴 |
---|---|---|---|
レクサス LBX | レクサス | 460万円~ | 上質な内外装、静粛性、燃費性能 |
アウディ Q2 | アウディ | 440万円~ | スタイリッシュなデザイン、スポーティな走り |
MINI クロスオーバー | MINI | 460万円~ | 個性的なデザイン、ゴーカートフィーリング |
トヨタ ヤリスクロス | トヨタ | 190万円~ | 圧倒的なコストパフォーマンス、燃費 |
ホンダ ヴェゼル | ホンダ | 240万円~ | クラストップレベルの室内空間、デザイン性 |
このように、多種多様な選択肢がある中で、消費者は自身の価値観やライフスタイルに最も合った一台を選びます。LBXが持つ「小さな高級車」という価値が、これらの強力なライバルたちを上回る魅力を放てるかどうかが、今後の販売を左右する重要な鍵となります。
長すぎる納期が販売機会を逃している
近年の自動車業界全体が抱える問題ではありますが、LBXもまた、長い納期が販売の足かせとなっています。2025年9月現在、LBXの納期は、グレードや仕様によって異なりますが、注文してから半年から1年以上かかるのが一般的とされています。
新しいクルマを欲しいと思った時の高揚感は、時間と共に薄れてしまうものです。これだけ長い期間を待たなくてはならないと知ると、購入意欲が削がれてしまう顧客も少なくありません。
また、待っている間に競合車種の新型モデルが登場したり、ライフスタイルが変化したりすることで、キャンセルに至るケースも考えられます。レクサスとしても生産体制の増強に努めていますが、この長期化する納期が、本来であれば見込めたはずの販売機会を逃している一因であることは間違いないでしょう。
「レクサスLBX 売れてない」は本当?実際の評価

ここまで、レクサスLBXが「売れてない」と言われる理由について考察してきました。しかし、ネガティブな側面だけを見て判断するのは早計です。ここでは、実際の販売台数や国内外の評価、そしてクルマ本来の魅力に焦点を当て、LBXの本当の実力を検証していきます。
- 最新の販売台数から見る人気度
- 意外?海外の評価は上々
- 上質な乗り心地は高評価を獲得
- 小回りの良さという明確な強み
- クラストップレベルの燃費性能
- 最新の予防安全技術を標準装備
- 気になるリセールバリューを予測
- 総括:レクサスLBXは売れてない訳ではない
最新の販売台数から見る人気度
「売れてない」という噂とは裏腹に、レクサスLBXの実際の販売台数は決して少なくありません。一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表する販売台数ランキングによると、LBXは発売以降、常にレクサスブランドの中で上位の販売実績を記録しています。
月間の販売目標台数は2,000台と設定されていますが、発売当初から目標を大きく上回る受注を獲得し続けています。前述の通り、納期が長期化しているのは、この旺盛な需要に生産が追いついていないことの裏返しでもあります。
これらの客観的なデータから判断すると、「レクサ-スLBXが売れてない」という評価は、あくまで一部の声やイメージに過ぎず、実際には市場から高い関心を集め、順調なセールスを記録している人気モデルであると言えます。
意外?海外の評価は上々
日本国内では賛否両論あるLBXですが、海外、特に欧州市場では非常に高い評価を受けています。欧州では、石畳の多い街中での取り回しの良さや、環境性能の高さから、古くからプレミアムコンパクトカーの文化が根付いています。
そのため、LBXが持つ「サイズのヒエラルキーを超えた上質さ」というコンセプトが、現地の消費者やジャーナリストにすんなりと受け入れられています。多くの海外メディアのレビューでは、その洗練されたデザイン、クラスを超えた静粛性と乗り心地、そしてハイブリッドシステムによる優れた燃費性能が絶賛されています。
日本と欧州の市場環境やクルマに対する価値観の違いが、LBXへの評価の差に繋がっているのかもしれません。グローバルな視点で見れば、LBXはレクサスの新たな顧客層を開拓する戦略的なモデルとして、成功を収めつつあると考えられます。
上質な乗り心地は高評価を獲得
LBXの購入者や試乗したジャーナリストから、最も高く評価されているポイントの一つが、その上質な乗り心地です。プラットフォームを共有するヤリスクロスとは次元の違う、しっとりとしていてフラットな走行フィールは、まさにレクサス車そのものです。
H4見出し:高剛性ボディと専用サスペンションの恩恵
これを実現しているのが、前述した高剛性ボディとLBX専用にチューニングされたサスペンションです。路面の細かな凹凸をしなやかにいなし、不快な振動や突き上げを乗員に伝えません。また、遮音材や吸音材を効果的に配置することで、エンジン音やロードノイズの侵入を徹底的に抑え込み、クラスを超えた静粛性を実現しています。
この乗り心地の良さは、街乗りから高速道路での長距離クルージングまで、あらゆるシーンでドライバーと同乗者に快適な移動空間を提供してくれます。価格やサイズといったネガティブな要素を補って余りある、LBXの大きな魅力であることは間違いありません。
小回りの良さという明確な強み
LBXは、最小回転半径が5.2mと、非常に小回りが利く設計になっています。これは、狭い路地や駐車スペースが多い日本の交通環境において、非常に大きなメリットとなります。
全幅が1,825mmと広めであるため、数値だけを見ると大きく感じてしまうかもしれませんが、実際に運転してみると、その取り回しの良さに驚くはずです。四隅の見切りが良いボディ形状と、スムーズで扱いやすいパワートレインも相まって、運転に自信がない方でも安心して街中を走行できます。
大型のSUVでは躊躇してしまうような道でも、LBXであればストレスなく入っていくことができます。この運転のしやすさは、日常的な使い勝手を重視するユーザーにとって、非常に価値のある強みと言えるでしょう。
クラストップレベルの燃費性能
LBXに搭載されている1.5Lハイブリッドシステムは、優れた燃費性能も実現しています。WLTCモード燃費は、FF車で27.7km/L、AWD車(E-Four)で26.2km/Lという、クラストップレベルの数値を誇ります。
昨今のガソリン価格高騰を考えると、この経済性の高さは非常に魅力的です。日常の通勤や買い物から、週末のロングドライブまで、燃料費を気にすることなくカーライフを楽しむことができます。
レクサスならではの上質な走りと、ハイブリッド車ならではの優れた経済性を両立している点は、LBXが持つ大きなアドバンテージです。環境性能を重視するユーザーや、ランニングコストを抑えたいと考えるユーザーにとって、LBXは最適な選択肢の一つとなり得ます。
最新の予防安全技術を標準装備
安全性能への妥協がない点も、レクサスの魅力です。LBXには、最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が全車に標準装備されています。
このシステムには、衝突被害軽減ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)はもちろんのこと、車線の中央を維持するようにステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」や、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)などが含まれています。
さらに、ドライバーの異常を検知してクルマを安全に停車させる「ドライバー異常時対応システム」や、安全な降車をサポートする「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」など、一歩進んだ安全機能も搭載されています。これらの高度な安全技術が、あらゆる場面でドライバーを支援し、安心・安全なドライブを実現してくれるのです。
気になるリセールバリューを予測
クルマを購入する上で、将来的なリセールバリュー、つまり手放す際の買取価格は重要な要素です。レクサス車は、全般的にリセールバリューが高いことで知られており、LBXもその恩恵を受けることが期待されます。
まだ発売から日が浅いため、確定的なデータはありませんが、いくつかの要因からLBXは高水準のリセールバリューを維持すると予測されています。
H4見出し:高リセールが期待できる理由
- レクサスブランドの信頼性:高品質・高耐久性で知られるレクサスブランドは、中古車市場でも高い人気を誇ります。
- 人気のコンパクトSUV:市場で最も需要の高いコンパクトSUVカテゴリーであることも、価格が下がりにくい要因です。
- 優れた燃費性能:経済性の高さは中古車としても大きな魅力となり、価値を維持しやすくなります。
もちろん、ボディカラーや装備、車両の状態によって価格は変動しますが、LBXは長期的に見ても資産価値が落ちにくい、賢い選択であると考えられます。
総括:レクサスLBXは売れてない訳ではない
この記事では、レクサスLBXが売れてないと言われる理由と、実際の評価について多角的に解説してきました。最後に、本記事の要点を以下にまとめます。
- LBXが売れてないと言われる最大の理由は460万円からという高価格設定
- プラットフォームを共有するヤリスクロスとの大きな価格差が指摘されている
- 内装の質感については上質という声と価格不相応という声に分かれる
- 全幅1,825mmというサイズは日本の道路事情ではデメリットになる場合がある
- コンパクトSUV市場は国内外に強力なライバルが多数存在する激戦区
- 半年から1年以上という長期化する納期も販売の足かせになっている
- しかし実際の販売台数は目標を上回り好調に推移している
- 「売れてない」はイメージであり客観的なデータとは異なる
- 海外、特に欧州市場ではデザインやコンセプトが高く評価されている
- クラスを超えた上質で静かな乗り心地はLBX最大の魅力
- 最小回転半径5.2mという小回りの良さは日常使いで大きな武器になる
- ハイブリッドによるクラストップレベルの燃費性能は経済的
- 最新の予防安全パッケージが全車標準装備で安全性も高い
- レクサスブランドと人気のジャンルから高水準のリセールバリューが期待できる
- LBXの価値は価格やサイズだけでは測れず試乗して判断することが重要










