レクサスLBXの税金はいくら?購入前に知りたい費用と年間の維持費を解説

レクサスLBXの購入を検討しているものの、税金がどれくらいかかるのか、具体的な金額が分からず不安に感じていませんか。高級車であるため、新車購入時の費用だけでなく、その後の維持費が高いのではないかと心配になる方も多いようです。
実際に、税金に関する知識が不足していると、知らないと損をしてしまうケースも少なくありません。購入してから失敗や後悔をしないためにも、事前にしっかりとシミュレーションを行い、年間でいくら必要なのかを把握しておくことが大切です。
この記事では、レクサスLBXにかかる税金の種類から、エコカー減税などの優遇措置、そして年間の維持費まで、専門用語を避けて分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- レクサスLBXの購入時にかかる税金の種類と具体的な金額
- エコカー減税やグリーン化特例といった優遇措置の適用内容
- 毎年の自動車税や車検時にかかる自動車重量税の正確な費用
- 税金を含めた年間のトータル維持費の具体的なシミュレーション
購入時に知っておきたいレクサスLBXの税金

- レクサスLBXの車両価格と消費税
- 環境性能割はいくらかかるのか
- エコカー減税による優遇措置
- グリーン化特例の適用条件
- グレードによる税金の違いを解説
- 見積もりで総額を確認しよう
- 購入時期で税金は変わるのか
レクサスLBXの車両価格と消費税
レクサスLBXを購入する際、まず基本となるのが車両本体価格と、それにかかる消費税です。公式サイトに表示されているメーカー希望小売価格には、既に10%の消費税が含まれています。したがって、表示価格をそのまま支払額の基本として考えることができます。
レクサスLBXは、複数のグレードが用意されており、それぞれ価格が異なります。例えば、主なグレードの車両本体価格(消費税10%込)は以下のようになっています。
グレード名 | 駆動方式 | 車両本体価格(税込) |
---|---|---|
“Cool” | 2WD (FF) | 4,600,000円 |
“Cool” | AWD | 4,860,000円 |
“Relax” | 2WD (FF) | 4,600,000円 |
“Relax” | AWD | 4,860,000円 |
“Bespoke Build” | 2WD (FF) | 5,500,000円 |
“Bespoke Build” | AWD | 5,760,000円 |
このように、グレードや駆動方式によって価格に差があるため、ご自身の予算や希望する仕様に合わせて選ぶことが最初のステップです。なお、これらの価格にはオプション装備の費用は含まれていません。
そのため、追加のオプションを選択した場合は、その分の費用と消費税が加算される点に注意が必要です。
最終的な支払総額は、これらの車両価格に加えて、後述する各種税金や保険料、登録諸費用などが合計された金額となります。
環境性能割はいくらかかるのか
環境性能割は、自動車を取得した際に課される税金で、自動車の燃費性能などに応じて税率が変動する仕組みです。以前は「自動車取得税」と呼ばれていましたが、税制改正により現在の名称に変更されました。
この税金は、環境負荷の小さい自動車ほど税率が低く設定されており、燃費性能が良い車ほど優遇されます。
では、レクサスLBXの場合はどうでしょうか。レクサスLBXは全グレードで優れた燃費性能を誇るハイブリッド車です。そのため、2030年度燃費基準を高いレベルで達成しており、環境性能割は「非課税」、つまり0円となります。
これは、レクサスLBXを購入する上での大きなメリットと言えるでしょう。数十万円単位の費用になることもある環境性能割が一切かからないため、初期費用を大幅に抑えることが可能です。この非課税措置は、環境に配慮した車を選ぶユーザーにとって、非常に魅力的な制度と考えられます。
エコカー減税による優遇措置
エコカー減税は、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、自動車重量税が減税される制度です。レクサスLBXは、このエコカー減税の対象車種となっています。
具体的には、新規登録時に納める3年分の自動車重量税が100%、つまり「免税」となります。
自動車重量税とは
自動車重量税は、その名の通り自動車の重量に応じて課される税金で、通常は新車購入時と車検の際に、次の車検までの期間分をまとめて納付します。レクサスLBXの車両重量は、どのグレードもおおむね1.5トン以下の区分に該当します。
本来であれば、このクラスの自家用乗用車は、新規登録時に3年分として36,900円の自動車重量税が必要となります。しかし、レクサスLBXはエコカー減税の適用により、この36,900円が全額免除されるのです。
この優遇措置も、購入時の初期費用を軽減する上で非常に重要なポイントです。ただし、このエコカー減税制度は、税制改正によって内容が見直される可能性がある点には留意しておく必要があります。
グリーン化特例の適用条件
グリーン化特例は、環境性能に優れた新車を購入した場合に、購入した翌年度分の自動車税(種別割)が軽減される制度です。レクサスLBXも、このグリーン化特例の適用対象となります。
この特例が適用されると、新規登録を行った翌年度の自動車税が、おおむね75%軽減されます。
レクサスLBXのエンジン排気量は1,490ccですので、自動車税の区分は「1リットル超1.5リットル以下」に該当します。この区分の標準的な年間税額は30,500円です(2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用乗用車の場合)。
グリーン化特例による75%の軽減が適用されると、翌年度の自動車税は以下のようになります。
- 標準税額:30,500円
- 軽減額:30,500円 × 75% = 22,875円
- 支払額:30,500円 – 22,875円 = 7,625円(百円未満切り捨てで約7,600円)
つまり、通常であれば30,500円かかるところを、約7,600円にまで抑えることが可能です。これは年間の維持費を考える上で大きなメリットとなります。
ただし、注意点として、この軽減措置はあくまで新規登録した翌年度の1回限りであるということです。その次の年からは、標準税額である30,500円を納めることになります。
グレードによる税金の違いを解説
レクサスLBXの税金を考える際、「グレードによって税額は変わるのか」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
結論から言うと、購入後にかかる年間の自動車税や、車検時に支払う自動車重量税については、グレードによる違いは基本的にありません。
税額が同じである理由
自動車税はエンジン排気量によって決まります。レクサスLBXは、どのグレードを選択しても1.5Lのハイブリッドシステムを搭載しているため、排気量の区分は同じです。したがって、自動車税の年額も一律となります。
また、自動車重量税は車両の重さで決まりますが、LBXはFF車もAWD車も全て1.5トン以下の区分に収まっています。そのため、重量税の額もグレード間で差は生じません。
購入時の費用はグレードで異なる
一方で、購入時に一度だけ支払う費用に関しては、グレードによる差が生じます。前述の通り、車両本体価格がグレードごとに異なるため、それに含まれる消費税の額が変わってきます。例えば、最も価格が高い「Bespoke Build」は、他のグレードよりも多くの消費税を支払っていることになります。
しかし、環境性能割は非課税、エコカー減税による重量税は免税となるため、購入時に支払う税金そのものには大きな差は出ないと考えて良いでしょう。純粋に車両価格とオプション費用の違いが、総支払額の違いに直結します。
見積もりで総額を確認しよう
ここまでレクサスLBXにかかる税金の種類や優遇措置について解説してきましたが、最終的な購入総額を知るためには、正規ディーラーで見積もりを取得することが最も確実な方法です。
見積書には、車両本体価格やオプション費用の他に、これまで説明してきた税金(消費税、自動車重量税)、そして自賠責保険料や各種登録手続きに伴う手数料(法定費用や代行費用)などが全て記載されます。
見積もりで確認すべきポイント
- 税金・保険料:各種税金が正しく計上され、エコカー減税などの優遇措置が適用されているかを確認します。
- 販売諸費用:登録手続きなどをディーラーに代行してもらうための費用です。内容に不明な点があれば、担当者に質問しましょう。
- オプション:選択したオプションが全て含まれているか、不要なものが加わっていないかを確認します。
特に、レクサスのような高級車ブランドでは、メンテナンスパックや延長保証などの関連商品も提案されることが一般的です。これらの内容をよく理解し、自分にとって必要かどうかを判断した上で、総支払額を把握することが大切です。
ウェブサイトのシミュレーションだけでは分からない詳細な費用まで含めて確認できるため、購入を具体的に検討している段階であれば、一度ディーラーに足を運んでみることをお勧めします。
購入時期で税金は変わるのか
自動車を購入するタイミングによって、支払う税金の額が変わることがあります。特に影響が大きいのが、毎月課税される自動車税(種別割)です。
自動車税は、毎年4月1日時点の所有者に対して、その年度分(4月から翌年3月まで)が課税される仕組みになっています。しかし、年度の途中で新車を登録した場合は、登録した月の翌月から翌年3月までの分を、月割りで納付することになります。
月割りの具体例
例えば、4月に登録した場合、5月から翌年3月までの11ヶ月分を支払います。一方、3月に登録した場合は、翌月からが課税対象となるため、その年度に支払う自動車税は0円となります。
レクサスLBX(排気量1.5L以下、年税額30,500円)の場合の月割り税額は以下のようになります。
登録月 | 課税月数 | 納付税額 |
---|---|---|
4月 | 11ヶ月 | 27,900円 |
7月 | 8ヶ月 | 20,300円 |
10月 | 5ヶ月 | 12,700円 |
1月 | 2ヶ月 | 5,000円 |
3月 | 0ヶ月 | 0円 |
このように、登録する月が年度末に近づくほど、初年度に支払う自動車税の額は少なくなります。
もし購入のタイミングを調整できるのであれば、こうした税金の仕組みを考慮に入れることで、初期費用をわずかに抑えることが可能です。ただし、納期の問題などもあるため、あくまで参考情報として捉え、ディーラーと相談しながら最適な購入時期を検討するのが良いでしょう。
レクサスLBXの税金と年間の維持費

- 毎年の自動車税の具体的な金額
- 車検時に必要な自動車重量税
- 税金を含めたLBXの年間維持費
- 中古車購入時にかかる税金
- 税金のシミュレーション方法
- まとめ:レクサスLBXの税金を理解しよう
毎年の自動車税の具体的な金額
レクサスLBXを所有する上で、毎年必ず発生するのが自動車税(種別割)の支払いです。この税金は、前述の通り、毎年4月1日時点の所有者に対して課税され、5月頃に納付書が届きます。
レクサスLBXのエンジン排気量は1,490ccです。2019年10月1日以降に登録された自家用乗用車の場合、排気量1,001cc~1,500ccの区分の年間税額は30,500円に設定されています。
年次ごとの自動車税額の変化
レクサスLBXの自動車税は、所有年数によって以下のように変化します。
- 購入の翌年度:グリーン化特例が適用され、約75%軽減された金額(約7,600円)となります。
- 購入の翌々年度以降:特例の適用が終了し、標準税額である30,500円を毎年納付します。
このように、購入した次の年の負担は非常に軽くなりますが、3年目以降は本来の税額に戻るという点を理解しておくことが重要です。長期的な資金計画を立てる際には、この30,500円という金額を基準に考える必要があります。
車検時に必要な自動車重量税
自動車重量税は、新車購入時だけでなく、その後2年ごとに行われる車検(継続検査)の際にも納付が必要です。
レクサスLBXは、エコカー減税の適用により、新車登録から3年後に受ける初回の車検では、自動車重量税が免税(0円)となります。これは大きなメリットです。
2回目以降の車検時の重量税
では、5年後、7年後と続く2回目以降の車検ではどうなるのでしょうか。
現在の税制では、初回車検での免税措置はありますが、2回目以降の車検時にはエコカー減税の適用はありません。そのため、本来の税額を納付することになります。
レクサスLBXの車両重量は1.5トン以下のため、2年分の自動車重量税は24,600円です。
したがって、レクサスLBXの車検時における重量税の支払いは以下のようになります。
- 初回車検(3年後):0円(エコカー減税適用)
- 2回目以降の車検(5年後、7年後…):24,600円
車検の際には、この重量税の他に、自賠責保険料や印紙代といった法定費用、そして点検整備費用などが必要になります。
税金を含めたLBXの年間維持費
レクサスLBXを所有し続けるためには、税金以外にも様々な費用がかかります。ここでは、税金を含めた年間の維持費がどれくらいになるのか、具体的なシミュレーションを見てみましょう。
以下は、年間走行距離を10,000kmと仮定した場合の一般的な維持費の目安です。
費用項目 | 年間費用の目安 | 備考 |
---|---|---|
自動車税 | 30,500円 | 2年目以降の標準税額 |
自動車重量税 | 12,300円 | 24,600円(2年分)を年換算。初回車検後はこの額 |
ガソリン代 | 約59,000円 | 燃費27.0km/L、ガソリン価格160円/Lで計算 |
自賠責保険料 | 約10,000円 | 2年契約の保険料を年換算 |
任意保険料 | 約70,000円 | 年齢や等級、車両保険の有無で大きく変動 |
メンテナンス費 | 約30,000円 | オイル交換、タイヤ、消耗品など |
合計(目安) | 約211,800円 |
このシミュレーションから、レクサスLBXの年間維持費は、おおよそ21万円前後が一つの目安となると考えられます。
もちろん、これはあくまで一例です。任意保険料はドライバーの条件によって大きく変わりますし、駐車場を借りる場合は別途その費用も必要です。ご自身のライフスタイルに合わせて、これらの項目を調整し、より具体的な維持費を算出してみることが大切です。
中古車購入時にかかる税金
レクサスLBXを中古車で購入する場合、税金の扱いは新車購入時といくつかの点で異なります。特に注意が必要なのは、各種優遇措置が適用されない可能性が高いという点です。
中古車購入時の税金のポイント
- 環境性能割:新車時は非課税でしたが、中古車の場合は年式や走行距離から算出される「課税標準基準額」を基に課税されます。ただし、取得価額が50万円以下の場合は課税されません。高年式のLBXであれば、まだ非課税となる可能性はあります。
- エコカー減税(重量税):新車購入時の特典であるため、中古車購入時には適用されません。購入時に車検が残っている場合は別途支払う必要はありませんが、車検切れの車両を購入する際は、2年分の重量税(24,600円)を納める必要があります。
- グリーン化特例(自動車税):これも新車登録の翌年度のみの特例なので、中古車には適用されません。購入した翌月からの月割り分を支払うことになります。
このように、中古車は新車時に受けられた税金のメリットが薄れてしまうことが多いです。そのため、車両本体価格の安さだけに注目するのではなく、購入時にかかる税金や、その後の維持費もしっかりと考慮して、新車と比較検討することが後悔しないためのポイントです。
税金のシミュレーション方法
レクサスLBXの購入や維持にかかる税金を正確に把握するためには、ご自身の状況に合わせたシミュレーションを行うことが不可欠です。
最も簡単で正確な方法は、レクサスの公式サイトに用意されている見積もりシミュレーションを活用することです。このツールを使えば、希望するグレードやオプション、ボディカラーなどを選択するだけで、税金や諸費用を含んだ概算の総支払額を簡単に確認できます。
シミュレーションのステップ
- 公式サイトへアクセス:レクサスのLBXのページを開きます。
- グレード選択:“Cool”や“Relax”など、希望のグレードを選びます。
- オプション選択:追加したいオプション装備などを選びます。
- 結果の確認:車両価格に加え、税金(消費税、重量税など)、保険料、諸費用が一覧で表示されます。
このオンラインシミュレーションは、自宅にいながら24時間いつでも利用できるため、非常に便利です。複数のパターンを試してみて、予算に合った最適なプランを見つけるのに役立ちます。
また、より詳細な内容や、下取り車の価格なども含めた総合的な相談をしたい場合は、前述の通り、ディーラーに直接足を運んで商談を進めるのが良いでしょう。専門のスタッフが、最新の税制に基づいて正確な金額を算出してくれます。
まとめ:レクサスLBXの税金を理解しよう
この記事では、レクサスLBXの購入から維持にかかる税金について、多角的に解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。
- レクサスLBXは優れた燃費性能を持つハイブリッド車
- 購入時の環境性能割は非課税(0円)
- 新車購入時の自動車重量税はエコカー減税により免税(0円)
- 購入翌年度の自動車税はグリーン化特例で約75%軽減
- 2年目以降の自動車税は年額30,500円
- 初回車検(3年後)の重量税は免税(0円)
- 2回目以降の車検時の重量税は24,600円(2年分)
- グレードによる年間税額の違いは基本的にない
- 車両本体価格には10%の消費税が含まれている
- 購入時期によって初年度の自動車税額が月割りで変動する
- 税金を含めた年間維持費の目安は約21万円前後
- 中古車購入時は税金の優遇措置が適用されない場合が多い
- 正確な費用はディーラーでの見積もりが最も確実
- 公式サイトのシミュレーションツールも便利
- 税金の知識は失敗や後悔を避けるために不可欠










