2025.09.23

レクサスLBXの燃費は悪いは本当？オーナー評価と実燃費を徹底解説

masato

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レクサスから登場した新型コンパクトSUV「LBX」に関心をお持ちで、「レクサスLBX 燃費悪い」というキーワードで検索されたのではないでしょうか。高級車ブランドであるレクサスの最新モデルでありながら、そのサイズ感から日常使いでの燃費性能は非常に気になるところだと思います。

LBXは先進のハイブリッドシステムを搭載しており、カタログ上の数値は優れていますが、実際の道路状況での実燃費はどうなのか、購入後に後悔しないか不安に感じる方も少なくないでしょう。

また、内外装のエレガントなデザインや、時にはモリゾウの名を冠した特別なモデルの話題もあり、多角的な情報が求められます。この記事では、LBXの燃費性能に関するあらゆる疑問に答えていきます。

この記事を読むことで、以下の点について深く理解できます。

この記事で分かること

LBXの公式燃費とリアルな実燃費の具体的な数値
燃費が悪化する原因と効果的な運転のコツ
競合車種との比較や年間の維持費シミュレーション
燃費以外のLBXが持つ多様な魅力と総合的な価値

Contents

レクサスLBXの燃費が悪いは誤解？データで徹底比較
レクサスLBXは燃費が悪い？購入前に知るべき価値

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レクサスLBXの燃費が悪いは誤解？データで徹底比較

このセクションでは、レクサスLBXの燃費に関する具体的なデータを多角的に分析し、「燃費が悪い」という噂が事実なのかを検証します。

LBXの公式カタログ燃費（WLTCモード）
オーナー報告から見るリアルな実燃費
ヤリスクロスとの燃費データを比較
LBXが搭載する新世代ハイブリッドシステム
燃費が悪化しやすい走行シーンとは
グレードによる燃費性能の違いを解説

LBXの公式カタログ燃費（WLTCモード）

レクサスLBXの燃費性能を評価する上で基本となるのが、国土交通省審査値であるWLTCモードのカタログ燃費です。これは市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した、国際的な燃費測定基準となります。

LBXのカタログ燃費は、駆動方式によって数値が異なります。

駆動方式	WLTCモード燃費	市街地モード	郊外モード	高速道路モード
FF (前輪駆動)	27.7km/L	29.2km/L	29.5km/L	25.7km/L
AWD (四輪駆動)	26.2km/L	27.2km/L	27.8km/L	24.6km/L

（参照：レクサス公式サイト）

表を見ると、特に市街地や郊外といったストップ＆ゴーが多い日本の道路環境において、非常に優れた燃費性能を発揮することが数値から見て取れます。

ハイブリッドシステムが効率的に作動し、エンジンを停止させてモーターのみで走行するEV走行の機会が多いためです。

一方で、高速道路モードではエンジンが主体となるため、他のモードよりは数値が若干低下する傾向があります。

したがって、カタログスペックを見る限り、LBXの燃費性能はコンパクトSUVクラスの中でもトップレベルにあると考えられます。

オーナー報告から見るリアルな実燃費

カタログ燃費はあくまで一定の条件下での測定値であり、実際の燃費はドライバーの運転スタイルや交通状況、天候などによって大きく変動します。ここでは、実際にLBXを所有しているオーナーからの報告に基づいた実燃費の平均値を見ていきましょう。

各種燃費投稿サイトの情報を総合すると、LBXの実燃費はおおむね以下の範囲に収まることが多いようです。

FFモデルの実燃費平均：約22.0km/L 〜 25.0km/L
AWDモデルの実燃費平均：約20.0km/L 〜 23.0km/L

この数値は、WLTCモード燃費の達成率で考えると約80%〜90%となり、ハイブリッド車としては非常に優秀な結果です。特に燃費が伸びやすい郊外の走行が中心の方であれば、カタログ値に近い数値を記録することも不可能ではありません。

もちろん、短距離の市街地走行がメインであったり、急加速・急ブレーキを多用したりすると実燃費は20.0km/Lを下回る可能性もあります。しかし、多くのオーナーがその燃費性能に満足しているという声が多数見受けられ、実燃費の観点からもLBXは十分に経済的なモデルと言えるでしょう。

ヤリスクロスとの燃費データを比較

LBXの購入を検討する際、プラットフォームを共有するトヨタのヤリスクロスと比較する方は少なくありません。ここでは、ヤリスクロスのハイブリッドモデルとLBXの燃費性能を比較してみます。

車種	駆動方式	WLTCモード燃費
レクサス LBX	FF	27.7km/L
レクサス LBX	AWD	26.2km/L
トヨタヤリスクロス	FF (Z, G, X)	30.8km/L
トヨタヤリスクロス	AWD (E-Four)	28.7km/L

（参照：レクサス公式サイト、トヨタ公式サイト）

上記の表から分かる通り、カタログ燃費の数値だけを見るとヤリスクロスの方が優れています。これは、LBXがレクサスブランドとしての静粛性や乗り心地を追求するために、遮音材や吸音材を追加していることや、より大径のタイヤを標準装備していることなどが影響し、車両重量がヤリスクロスよりも重くなっているためです。

ただし、LBXは単なる燃費の良さだけを追求したモデルではありません。内外装の質感の高さ、静粛性、乗り心地の滑らかさといった付加価値が価格に反映されています。燃費性能でわずかに劣るものの、それ以上に得られる上質感を重視するかどうかが、両者を比較する上での大きなポイントとなります。

LBXが搭載する新世代ハイブリッドシステム

LBXの優れた燃費性能を支えているのは、新開発の1.5L直列3気筒エンジン（M15A-FXE）を核としたハイブリッドシステムです。このシステムは、熱効率の向上と徹底した小型・軽量化が図られており、エンジンの存在を感じさせないスムーズな走りと低燃費を両立させています。

高効率エンジンの採用

エンジンは、高速燃焼技術の採用により、最大熱効率40%以上を達成しています。これにより、幅広い回転域で効率の良い運転が可能となり、燃費性能の向上に大きく貢献しています。

バイポーラ型ニッケル水素電池

ハイブリッドバッテリーには、トヨタ・レクサス車で採用が進む「バイポーラ型ニッケル水素電池」が搭載されています。従来型に比べてエネルギー密度が高く、内部抵抗が低いのが特徴です。

これにより、アクセル操作に対するレスポンスが向上し、モーターによるアシストがより力強く、スムーズに行えるようになりました。低速域でのEV走行の領域が拡大したことも、市街地での実燃費向上につながっています。

これらの最新技術の組み合わせが、LBXの上質で静かな走りと、クラス最高水準の燃費性能を実現しているのです。

燃費が悪化しやすい走行シーンとは

LBXは優れた燃費性能を誇りますが、いくつかの特定の走行シーンでは燃費が悪化しやすくなります。どのような状況で燃費が落ち込むのかを理解しておくことは、日々の運転でエコドライブを実践する上で役立ちます。

短距離の繰り返し走行: エンジンやハイブリッドシステムが十分に温まる前に目的地に到着するような、数キロ程度の短い距離の走行を繰り返す場合、燃費は大きく悪化します。エンジンは冷間時に多くの燃料を消費するためです。
激しい渋滞: ノロノロ運転が続く激しい渋滞では、発進と停止を繰り返すため、効率的なエネルギー回生が難しくなり燃費が低下します。
急な登坂路: 連続する上り坂では、エンジンに大きな負荷がかかり、モーターのアシストも多用するため、燃料消費量が増加します。
冬場の運転: 外気温が低い冬場は、暖房のためにエンジンが作動する機会が増えるほか、バッテリーの性能も一時的に低下するため、燃費が悪化する傾向があります。
高速道路での高速巡航: 前述の通り、高速走行ではエンジンが主体となるため、時速100kmを超えるような速度域での巡航は、燃費にとって必ずしも良い条件ではありません。

これらのシーンを完全に避けることは難しいですが、特性を理解し、後述する運転テクニックを意識することで、燃費の落ち込みを最小限に抑えることが可能です。

グレードによる燃費性能の違いを解説

レクサスLBXでは、複数のグレード（スタイル）が展開されていますが、カタログ燃費の数値は駆動方式（FFまたはAWD）によってのみ決まり、グレードによる違いはありません。

LBXのグレード展開は、従来の装備の上下関係で決まるものではなく、内外装のデザインや質感を好みに合わせて選ぶ「Bespoke Build」という考え方が基本です。

主なスタイルとして「Cool」「Relax」「Elegant」「Active」「Urban」などが用意されていますが、これらは主に内外装のカラーや素材、一部の装備が異なるだけで、パワートレインや車両の基本構造は共通です。

そのため、どのグレードを選んでも、FFであれば27.7km/L、AWDであれば26.2km/Lという燃費性能は変わりません。

ただし、オプションでより大きなホイールを選択した場合など、タイヤサイズや重量がわずかに変化することで、ごく僅かな燃費への影響が出る可能性はありますが、実用上は無視できるレベルです。

購入時には、燃費性能を気にすることなく、ご自身の好みに合ったデザインのグレードを自由に選ぶことができます。

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レクサスLBXは燃費が悪い？購入前に知るべき価値

このセクションでは、燃費性能をさらに向上させるテクニックや、燃費以外のLBXが持つ本質的な魅力、そして維持費や将来的な資産価値について掘り下げていきます。

燃費を伸ばすための運転テクニック
エレガントさが際立つ内外装のデザイン
コンパクトSUVトップクラスの静粛性
走りを極めたモリゾウRRの存在
年間維持費とガソリン代シミュレーション
高いリセールバリューは期待できるか

燃費を伸ばすための運転テクニック

LBXの優れた燃費性能を最大限に引き出すためには、少しの工夫と意識が効果的です。日々の運転で実践できる、燃費を向上させるための具体的なテクニックをいくつか紹介します。

「ふんわりアクセル」を心がける

発進時は、アクセルを急に踏み込むのではなく、モーターの力を活かすようにゆっくりと踏み始めるのがコツです。メーター内のエネルギーモニターを見ながら、エンジンが始動しない範囲で穏やかに加速することを意識すると、EV走行の領域を長く保つことができ、燃料消費を大幅に抑制できます。

車間距離を十分に保つ

前の車との車間距離を十分に取ることで、不要な加速や減速の機会を減らすことができます。特に市街地では、先の信号が赤に変わったら早めにアクセルを離し、回生ブレーキを最大限に活用して緩やかに減速することが燃費向上につながります。

ドライブモードの活用

LBXには「ECOモード」が搭載されています。このモードを選択すると、アクセル操作に対するスロットル特性が穏やかになり、エアコンの効きも抑制されるため、無意識のうちに燃費に良い運転がしやすくなります。一方で、加速が必要な合流時などでは「NORMALモード」や「POWERモード」を適切に使い分けることも大切です。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤの空気圧が規定値よりも低いと、転がり抵抗が増加して燃費が悪化する原因になります。月に一度はガソリンスタンドなどで空気圧をチェックする習慣をつけましょう。

これらのテクニックは特別なものではありませんが、継続して実践することで、着実に実燃費の向上を体感できるはずです。

エレガントさが際立つ内外装のデザイン

LBXの魅力は、燃費性能だけに留まりません。多くのユーザーを惹きつける大きな要因の一つが、その洗練された内外装のデザインです。レクサスのデザイン哲学「L-finesse」に基づきながら、新しい時代の感性を取り入れています。

エクステリアは、レクサスの象徴であるスピンドルグリルをさらに進化させた「ユニファイドスピンドル」をフロントに採用。ボディとグリルが一体となったシームレスな造形は、これまでのレクサス車とは一線を画す新しい表情を生み出しています。

コンパクトなボディサイズながら、張り出したフェンダーや低いスタンスによって、ダイナミックで存在感のあるたたずまいを実現しています。

インテリアは、まさに「プレミアムコンパクト」と呼ぶにふさわしい上質な空間が広がります。ドライバーが運転に集中できるよう設計されたコクピットは、手触りの良い素材や美しいステッチで丁寧に仕立てられています。

特に、オーダーメイドシステム「Bespoke Build」を選択すれば、シートカラーや素材、刺繍パターンなどを約33万通りの組み合わせから自分だけの仕様にカスタマイズすることが可能です。

このエレガントでパーソナルな空間は、ヤリスクロスなどの他のコンパクトSUVでは得られない、LBXならではの価値と言えるでしょう。

コンパクトSUVトップクラスの静粛性

レクサス車に共通する特徴として、圧倒的な静粛性が挙げられます。LBXもその例に漏れず、コンパクトなボディサイズでありながら、クラスを超えた静かな室内空間を実現しています。

その秘密は、徹底した騒音・振動対策にあります。エンジン自体の振動を抑制するバランサーシャフトの採用や、エンジンマウントの最適化はもちろんのこと、車体の様々な場所に遮音材や吸音材を効果的に配置しています。

特に、ロードノイズや風切り音といった、ドライバーが不快に感じやすい高周波ノイズを徹底的に抑え込む工夫が凝らされています。

例えば、フロントガラスには遮音性の高いアコースティックガラスを採用し、ドア周りの密閉性を高めることで、車内への音の侵入を防ぎます。

静かな室内は、同乗者との会話を楽にし、オーディオの音質を向上させるだけでなく、長距離運転時の疲労を大幅に軽減する効果もあります。

この静粛性は、一度体感すると他のコンパクトカーには戻れなくなるほどの魅力であり、LBXが提供する「上質な移動時間」の核となる要素です。

走りを極めたモリゾウRRの存在

LBXの話題性をさらに高めているのが、東京オートサロン2024で世界初公開されたハイパフォーマンスモデル「LBX MORIZO RR CONCEPT」です。このモデルは、トヨタ自動車の豊田章男会長（マスタードライバー・モリゾウ）が愛車として使用している車両をベースに開発されました。

心臓部には、GRヤリスやGRカローラにも搭載されている1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」を搭載し、最高出力305PSを発生します。駆動方式は電子制御フルタイムAWD、トランスミッションには新開発の8速AT「Direct Shift-8AT」が組み合わされています。

エクステリアも専用のエアロパーツで武装され、サスペンションやブレーキも強化されるなど、まさに「走り」を極めた特別な一台です。モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローがブレーキキャリパーやシートベルトにあしらわれているのも特徴です。

この「モリゾウRR」は、まだコンセプトモデルの段階ですが、市販化への期待が非常に高まっています。標準モデルのLBXが持つ上質さに加え、このような刺激的なハイパフォーマンスモデルの存在が、LBXという車種全体のイメージと魅力を大きく引き上げていることは間違いありません。

年間維持費とガソリン代シミュレーション

LBXを所有した場合、年間でどの程度の維持費がかかるのかをシミュレーションしてみましょう。ここでは、FFモデルを例に、年間走行距離を10,000kmと仮定して計算します。

ガソリン代

実燃費：23.0km/L
レギュラーガソリン価格：175円/L
年間必要ガソリン量：10,000km ÷ 23.0km/L ≒ 435L
年間ガソリン代：435L × 175円/L ≒ 76,125円

自動車税

総排気量1,490ccのため、「1.0L超～1.5L以下」の区分に該当
年間自動車税：30,500円（2019年10月1日以降の新車登録の場合）

任意保険料

年齢や等級、車両保険の有無で大きく変動しますが、一般的な相場として年間約60,000円～100,000円程度が見込まれます。

その他

上記に加えて、車検費用（2年または3年ごと）、オイル交換などのメンテナンス費用、駐車場代などが必要となります。

これらを合計すると、LBXの年間維持費は、駐車場代を除いても約17万円～21万円程度が一つの目安となります。

ハイブリッド車であるためガソリン代は比較的安く抑えられ、エコカー減税の対象となるため税金面でも優遇されます。

プレミアムブランドの車でありながら、維持費は国産の同クラスのコンパクトカーと大差なく、経済的な負担は少ないと考えられます。

高いリセールバリューは期待できるか

車を所有する上で、将来的な資産価値、つまりリセールバリューは重要な要素です。レクサスブランドは、品質の高さや信頼性から中古車市場でも非常に人気が高く、全般的に高いリセールバリューを維持する傾向があります。

LBXもその例に漏れず、高いリセールバリューが期待できるモデルと言えます。その理由は以下の通りです。

レクサスブランドの人気: 信頼性とステータス性が高く、中古車市場での需要が安定しています。
コンパクトSUVという人気カテゴリ: 近年、世界的に需要が高まっているボディタイプであり、値崩れしにくい傾向があります。
供給の状況: LBXは発売当初から非常に人気が高く、納車まで長期間を要する状況が続いています。このような需要が供給を上回る状態は、中古車価格を高値で維持する要因となります。
独自性: オーダーメイドシステム「Bespoke Build」で設定された個性的な仕様の車両は、中古車市場で希少価値が生まれる可能性があります。

もちろん、将来の市場動向を正確に予測することは不可能ですが、これらの要因から、LBXは数年後の売却時にも同クラスの他車種に比べて有利な条件で手放せる可能性が高いと考えられます。