レクサスRX20系中古の選び方|300・450h・200t比較
こんにちは、レクサス専門情報サイト「LEXUS FAN」運営・編集責任者の渡辺 太一です。
レクサスRXの20系を中古で探していると、「RX200tとRX300は何が違うのか」「RX450hまで予算を上げる価値はあるのか」「F SPORTとversion Lならどちらが狙い目なのか」と迷いやすいですよね。
さらに、中古車では購入価格だけでなく、数年後の売却価格や値崩れ、リセールバリューも気になるところです。現在の愛車から乗り換える場合は、その車がいくらで売れるかによって実際に用意する予算も変わります。
結論から言うと、20系RXは新車時のグレード差だけで選ぶより、年式・走行距離・整備履歴・装備状態まで確認して選ぶことが重要です。RX300は価格と扱いやすさのバランスを取りやすく、RX450hは静粛性やハイブリッドらしい滑らかさを重視する人に向いています。
この記事では、RX200t・RX300・RX450hの違いから前期・後期、F SPORT・version L、中古車で確認したいポイントまで整理します。あなたの使い方に合う20系RXを選ぶ判断材料にしてください。
この記事でわかること
- RX200t・RX300・RX450hの違い
- RX300とRX450hがそれぞれ向いている人
- 20系RXの前期型と後期型の違い
- 中古購入で確認したい整備履歴と装備状態
レクサスRX20系中古の選び方

20系レクサスRXは2015年に登場した4代目RXで、ガソリンターボのRX200t・RX300と、3.5L V6エンジンにモーターを組み合わせたRX450hが中心です。中古で選ぶ場合は、まず車名だけで判断せず、パワートレインと年式の関係を理解しておきましょう。
特にRX200tとRX300は、まったく別のエンジンを搭載したモデルではありません。一方、RX450hは構造も走行感覚も異なるため、購入価格だけを比較すると選択を誤りやすくなります。
RX200tとRX300の違い

RX200tは20系RXが登場した2015年から設定された2.0L直列4気筒ターボモデルです。2017年12月の一部改良で名称がRX300へ変更されましたが、搭載する8AR-FTS型2.0Lターボエンジンの基本的なハードウェアや最高出力238psといった主要スペックは引き継がれています。
つまり、中古車でRX200tと初期のRX300を比較する場合、「200tだから性能が低い」「300だから新しいエンジン」という見方は適切ではありません。名称変更をまたいでいるため、年式、走行距離、装備、整備状態を見たほうが実際の車両価値を判断しやすくなります。
なお、2016年にはRX200t F SPORTへ2WD仕様も追加されています。20系RXでは同じモデル名でも年式によって選択できる仕様が異なるため、車検証の初度登録年月と駆動方式まで確認しておきたいところです。
RX200tとRX300の名称変更については、トヨタ自動車の公式発表でも確認できます。
RX450hとの性能差を比較

RX300とRX450hでは、単なる排気量の違いではなく、車の性格そのものが変わります。RX300は2.0Lターボと6速ATを組み合わせるのに対し、RX450hは3.5L V6エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドです。
| 比較項目 | RX300 | RX450h |
|---|---|---|
| パワートレイン | 2.0L直4ターボ | 3.5L V6+モーター |
| 最高出力 | 238ps | システム313ps |
| 変速機 | 6速AT | 電気式無段変速機 |
| WLTC燃費の参考値 | 10.4~10.9km/L | 14.9~15.6km/L |
| 特徴 | 軽快さと価格のバランス | 静粛性と滑らかな加速 |
RX450hはシステム全体で313psを発揮し、発進時からモーターが加勢するため、重量のあるRXを滑らかに加速させます。一方、RX300はハイブリッド機構を持たない分、構造が比較的シンプルで、車両価格や税負担まで含めて選びやすいのが特徴です。
そのため私なら、年間走行距離がそれほど多くなく購入予算とのバランスを重視するならRX300、街中での静かさや長距離移動の快適性を重視するならRX450hから検討します。
より詳しい違いについては、LEXUS FANのレクサスRX300と450hの違いを比較した記事もあわせて確認してください。
中古RXは購入予算だけで考えない
今の愛車から乗り換える場合は、その車の査定額によってRX購入時の実質的な持ち出し額が変わります。中古RXを探す前に現在の車の価値を把握しておくと、無理のない予算を決めやすくなります。
RX300中古が向いている人
RX300は、20系RXの高級感やサイズ感を楽しみながら、購入価格や維持面とのバランスも取りたい人に向いています。特に中古市場では、F SPORTだけに絞らず標準仕様やversion Lまで広げると、条件の良い車両を探しやすくなります。
RX300の価格と扱いやすさ
RX300の魅力は、2.0LターボでRXの大きなボディを十分に動かせる性能を持ちながら、RX450hより購入予算を抑えやすい点です。中古車では新車時のグレード価格差がそのまま残るわけではないため、状態の良い標準仕様やversion Lが割安になっていることもあります。
また、RX450hの3.5Lエンジンに対してRX300は2.0Lです。税金を含めた固定費を考える場合にも違いが出るため、年間走行距離が少なく「燃費だけでハイブリッドを選ぶ必要はない」という人には検討しやすいでしょう。
中古車では、グレード名よりも同じ予算でどれだけ年式が新しく、整備履歴が明確な個体を選べるかを重視したいところです。500万円のF SPORTと、同じ予算でより新しく走行距離の少ないversion Lがあるなら、後者のほうが満足度につながるケースもあります。
RX300が向いている人
- 中古車の購入価格を抑えたい
- 年間走行距離がそれほど多くない
- 軽快なガソリンターボを選びたい
- 年式や状態を優先して選びたい
RX300 Fスポーツの特徴
レクサスRX300 F SPORTは、20系RXの中古車でも人気が高い仕様です。専用スピンドルグリルや20インチホイール、スポーツシートなどによって、標準仕様やversion Lとは明確に雰囲気が異なります。
見た目だけではなく、F SPORTには走行時のボディの動きを整えるパフォーマンスダンパーなど、走りを意識した装備も採用されています。そのため、柔らかな乗り心地よりも、ステアリング操作に対する反応やスポーティな雰囲気を求める人に向いています。
ただし、中古ではF SPORTというだけで選ばないことも大切です。人気グレードだけに同年式の標準仕様やversion Lより価格が高くなっている場合があります。グレードの人気より、車両状態に対して価格が妥当かを見てください。
F SPORT系の乗り味については、レクサスRXの乗り心地とグレードによる違いも参考になります。
RX450h中古が向いている人
レクサスRX450hの中古車は、単純な燃費だけではなく、V6エンジンとモーターが生み出す静粛性や滑らかさに価値を感じる人に向いています。RX300より中古価格が高い場合でも、その差を「燃料代だけで回収できるか」で判断する必要はありません。
RX450hの静粛性と燃費
RX450hは3.5L V6エンジンとモーターを組み合わせ、システム最高出力313psを発揮します。発進時や低速域ではモーターを活用できるため、RX300とは異なる滑らかで静かな走行感が特徴です。
後期型の参考値ではWLTCモード燃費が14.9~15.6km/Lとされ、RX300より燃費面でも有利です。市街地走行が多い人や年間走行距離が長い人ほど、ハイブリッドのメリットを感じやすくなります。
一方、中古のRX450hで忘れてはいけないのが、駆動用バッテリーを含むハイブリッド関連部品です。走行距離だけで寿命を判断することはできませんが、故障した場合には修理費が数十万円規模になる可能性があります。
RX450hは保証内容まで確認
車両価格が安いという理由だけで選ばず、ハイブリッドシステムの点検履歴や保証範囲を確認してください。特に年式が進んだ車両では、購入後の修理費まで含めて予算を考えることが重要です。
安心感を重視する場合はレクサス認定中古車CPOも選択肢です。レクサス公式では、CPO保証に加えてハイブリッド車向けの保証制度も用意されています。対象条件や保証期間は変更される可能性があるため、購入時にはレクサスCPO公式情報で最新条件を確認してください。
FスポーツとバージョンL

レクサスRX450h F SPORTとRX450h version Lは、同じハイブリッドでも重視するポイントが違います。F SPORTはスポーティな外観と走り、version Lはシートや後席を含む快適装備を重視したグレードです。
version Lではセミアニリン本革シートをはじめとする上質な内装が魅力です。中古市場では新車時の価格差が縮まっている車両もあるため、「豪華装備を中古で割安に手に入れる」という考え方ならversion Lは面白い選択肢になります。
一方、F SPORTは中古市場でも指名されやすく、スポーティな外観を優先したい人には魅力があります。ただ、私ならRX450hではグレード名よりもハイブリッド関連の状態と整備記録を先に確認します。状態の良いversion Lと履歴の不明なF SPORTなら、前者を優先して検討します。
前期と後期はどちらが狙い目か
20系RXの中古選びで、RX300かRX450hかと同じくらい重要なのが前期型・後期型の違いです。2019年8月のマイナーチェンジでは、デザインだけでなくボディ、足回り、安全装備、車載ディスプレイまで幅広く改良されています。
2019年後期型の主な進化

2019年8月以降の後期型では、スポット溶接や構造用接着剤の採用範囲を見直し、ボディ剛性が高められました。足回りにも改良が加えられ、操縦安定性と乗り心地の両面が見直されています。
安全装備では第2世代のLexus Safety System+を採用し、プリクラッシュセーフティの検知範囲が拡大されました。レーントレーシングアシストも加わり、高速道路を使った長距離移動での運転支援が充実しています。
さらに12.3インチディスプレイがタッチ操作に対応し、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しました。中古車であってもスマートフォンとの連携を重視する人にとって、前期型と後期型の差は小さくありません。
2019年の変更内容については、トヨタ自動車のRXマイナーチェンジ公式発表でも確認できます。
予算が許すなら後期型を優先
前期型にも価格の安さという魅力がありますが、安全装備、操作性、走りの改良まで含めて考えると、私は2019年8月以降の後期型を優先して探したいと考えます。
年式と走行距離の見極め方

中古車では「低走行だから安心」と考えがちですが、走行距離だけで状態を判断することはできません。年式に対して不自然に走行距離が少ない車でも、長期間動かしていなかったり、短距離走行を繰り返していたりする可能性があります。
反対に、走行距離が多くても定期点検やオイル交換が継続され、消耗品が適切に交換されている個体なら検討する価値があります。20系RXでは初度登録から年数が経過した車両も増えているため、走行距離の数字より「その距離までどう管理されてきたか」を確認してください。
具体的には、メンテナンスノート、点検記録簿、車検時の整備内容、オイル交換履歴などを確認します。販売店に記録が残っていない場合は、「問題ないだろう」と決めつけず、その不確定要素も価格に含めて判断する必要があります。
年式と走行距離はセットで見る
同じ5万kmでも、短期間で高速道路を中心に走った車と、長年にわたり短距離走行を繰り返した車では使用状況が異なります。数字だけで順位を付けず、整備履歴と現車状態を合わせて判断しましょう。
中古RXで重視すべき装備と状態
中古の20系RXでは、パワートレインやグレードだけではなく、メーカーオプション、内外装の状態、修復歴、整備履歴まで含めて一台ずつ比較する必要があります。新車と違って同じ条件の車を後から注文できないためです。
整備履歴と故障リスクを確認

RX200t・RX300では、ターボエンジンを長く良い状態で使うためにもオイル管理が重要です。走行距離が伸びた車両では、ウォーターポンプ周辺の冷却水漏れやオイル滲みなどがないか、購入前に点検してもらうと安心です。
RX450hでは、ハイブリッドバッテリーの状態に加えて、ブレーキ操作時の異音や警告表示がないかも確認したいところです。中古車販売店で試乗できるなら、エンジンが温まった状態や低速走行、停止と発進を繰り返したときの挙動も見ておきましょう。
また、F SPORTやversion Lには電動機構を使った装備も多いため、シート、バックドア、エアコン、ディスプレイ、カメラ類なども実際に操作します。「走る・曲がる・止まる」だけではなく、装備がすべて正常に動くかを確認して初めて中古車の状態が見えてきます。
現車確認で見ておきたい項目
- 点検記録簿とメンテナンスノート
- エンジン周辺のオイルや冷却水漏れ
- ハイブリッド関連の警告表示
- 電動シートやバックドアなどの作動
- タイヤの残量と偏摩耗
- 修復歴とボディパネルの状態
なお、中古車価格や査定額、残価率、リセールバリューは、年式、グレード、走行距離、修復歴、ボディカラー、オプション、車両状態、市況、査定時期などによって変動します。将来の価格を保証することはできません。
RXの売却価値について詳しく確認したい場合は、レクサスRXのリセールと価値が変わる条件も参考にしてください。
20系RXカスタム車の注意点

レクサスRX20系はカスタムベースとしても人気がありますが、中古でカスタム車を購入する場合はノーマル車とは違う確認が必要です。
まず、20系RXは前期型と後期型でヘッドライトやバンパーなどの形状が異なります。また、同じ年式でも標準仕様・version LとF SPORTではバンパーやグリル周辺の形状が異なるため、エアロパーツを単純に流用できるとは限りません。
これからカスタムする予定なら、装着したいパーツの適合年式、型式、グレードを先に確認し、それに合う中古車を探すほうが失敗を防げます。
すでにカスタムされた中古車では、見た目だけでなく取り付け方法も確認してください。車高、ホイール、灯火類、電装品などの変更内容によっては、車検や保証、販売店での整備対応に影響する場合があります。
カスタム代が査定でそのまま戻るとは限らない
高額なエアロやホイールが装着されていても、その購入価格がそのまま中古車価値や査定額へ加算されるわけではありません。将来の売却まで考えるなら、純正パーツの保管状況も確認しておきたいところです。
レクサスRXのリセールに関するよくある質問(FAQ)
最後に、20系RXの中古車を検討するときによく迷いやすいポイントを簡潔に整理します。
Q RX200tとRX300はどちらを選ぶべきですか?
RX200tからRX300への変更は基本的に名称変更で、2.0Lターボの主要なメカニズムは共通しています。車名だけで決めず、年式、走行距離、整備履歴、装備、価格を比較して状態の良い個体を選ぶことをおすすめします。
Q RX300とRX450hならどちらが狙い目ですか?
購入価格や維持費とのバランスを重視するならRX300、静粛性、滑らかな加速、燃費を重視するならRX450hが候補です。中古ではパワートレインだけでなく、同じ予算で選べる年式や車両状態も比較してください。
Q RX450hの中古はバッテリーが心配ですか?
駆動用バッテリーは走行距離だけで状態を判断できませんが、交換が必要になれば大きな費用につながる可能性があります。点検履歴と保証内容を確認し、不安がある場合はハイブリッド保証が用意されるCPOも比較するとよいでしょう。
Q 20系RXは前期と後期のどちらがおすすめですか?
予算が許すなら、2019年8月以降の後期型を優先して検討したいところです。ボディや足回り、安全装備、ディスプレイなど幅広い改良が入っています。ただし、状態の悪い後期型より整備履歴の明確な前期型を優先すべきケースもあります。
Q F SPORTはリセール重視でも選ぶ価値がありますか?
F SPORTは中古市場でも人気があるグレードですが、高い売却価格が将来保証されるわけではありません。査定額は年式、走行距離、状態、カラー、装備、市況などでも変わるため、購入価格との差まで含めて判断してください。
20系RXは使用目的から選ぶ

レクサスRX20系の中古車は、RX200t、RX300、RX450hのどれが絶対的に優れているというものではありません。あなたが何を重視するかによって狙い目が変わります。
- 価格と扱いやすさを重視するならRX300
- 静粛性とハイブリッドの滑らかさならRX450h
- スポーティな外観と走りならF SPORT
- 快適装備を重視するならversion L
- 予算が許すなら2019年8月以降の後期型を優先
ただし、私が中古の20系RXで最も重視したいのは、新車時のグレード差よりも、年式・走行距離・整備履歴・装備状態です。人気のF SPORTでも履歴が不明なら慎重に判断すべきですし、標準仕様やversion Lでも状態が良ければ十分に狙い目になります。
また、中古車の販売価格と将来の査定額は別物です。リセールバリューは年式、グレード、走行距離、修復歴、カラー、オプション、市場需給、査定する時期などによって変動するため、「この仕様なら何年後も必ず高く売れる」と考えないようにしてください。
現在の愛車からRXへ乗り換えるなら、まず今の車の査定額を確認し、その金額を差し引いた実質的な購入予算を考える方法もあります。車両本体価格だけを見るより、無理のないRX選びにつながります。
価格、装備、保証、税制や各種制度は変更される場合があります。購入を決める際はレクサス公式情報や販売店で最新の仕様・保証内容を確認し、契約や税金など個別判断が必要な事項は販売店や公的機関などへ確認してください。
